特級畑ミュジニーの若樹から造られるプチ・ミュジニー、ヴォギュエ

【2005  Chambolle Musigny 1er Cru – Comte Georges de Vogue】

ドメーヌの興りは1450年ジャン・モワソンが最初の建築物を建立した時に遡ります。領地は一族の門外に渡ったことはなく、1766年カトリーヌ・ブイエがセリース=メルショル・ド・ヴォギュエに嫁ぐまで、女系から女系への継承が続きました。一族はフランス革命のあいだイギリスに亡命していましたが、どういうわけかドメーヌは人手に渡さずにすんでいます。

ドメーヌの現代史と現行ラベルは、1925年に家督を継いだジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵に始まります。以後50年に渡りドメーヌを運営し、今日の世界的な名声を確立した。1987年のジョルジュ氏の逝去後は、一人娘のエリザベート・ド・ラドゥセット男爵夫人が18代目を務める。所有は12.5ha。うちグランクリュが10ha。中でもミジュニィは7.2haと全体の3/4。古区画のプティ・ミュジニーはモノポール。年産わずか3.5万本を世界中の愛好家が分け合う。ドメーヌの評価は1970年代低下したこともあったが、1987年の当主交替の際にスタッフを一新し、かつての栄光を取り戻した。栽培責任者のブルゴーニュ氏、エノロジストのミエ氏、販売責任者のぺパン氏に分担が分かれ、それぞれが最高質のワイン造りという同じ目的を持って仕事に取り組んでいる。化学肥料は15年前より廃止。農薬はリュット・アンテグラルで対応、除草剤は2000年より全面廃止、鋤き入れを行なっている。2001年にはボンヌ・マールで試験的に馬による鋤き入れを採りいれてみた。エノロジストのミエ氏は自らを、「ブドウが楽器だとしたら、自分は個性をひき出す指揮者」と考えており、「ヴィンテージ毎に性格の異なる収穫に普遍的な醸造は有り得ない」と語る。

【Chambolle Musigny 1er Cru】
”Chambolle Musigny 1er Cru”は”特級畑 ミュジニー”の中で、樹齢25年以下の樹になるブドウで造られるキュヴェ。ミュジニーの格落ちワインが、多量にアッサンブラージュされたこのキュヴェは並大抵のグラン・クリュを凌ぐ。ヴォギュエ家のミュジニーの選別の厳しさをうかがい知る一本。

品種:ピノ・ノワール

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