強面の見た目とは逆の純粋な果実味のジュヴレ・シャンベルタン、ジャンテ・パンシオ

【2005  Gevrey Chambertin Vieilles Vignes – Geantet Pansiot】

ジャンテ・パンシオは13.5haの畑をジュヴレイ・シャンベルタン、ブロション、マルサネとシャンボル・ミュジニーに所有しています。ドメーヌ・ジャンテ・パンシオは1955年にエドモンド・ジャンテ氏によって創設され、現当主のヴァンサン・ジャンテは1977年からワインつくりに参加し、その運営を一手に引き受けるようになったのは1989年のことです。1991年に、ジュヴレイ・シャンベルタンに4ha、1994年には0.6haのシャンボル・ミュジニーとシャンボル・ミュジニー1級、1999年にはドメーヌ・ヴァシュ・ルソーのジュヴレイの畑のパーセルも取得しました。
ヴァンサン・ジャンテになってからのワインの評価は著しく上昇し、クラスモン、ステファン・タンザー、ワインスペクテーター、パーカー氏などによって高得点をつけられ、店頭などで見かけたらすぐに買うべきドメーヌであると評価しています。

土の分析の結果によって、土の感触と生態を改良するためにオーガニックを行っています。ブドウ畑の除草は鋤で掘り起こすことだけで行っています。 ブドウ畑の80%はグイヨ・サンプルにしています。その他の若木に対しては、樹勢が強いので収穫量抑制のためにコルドン式剪定を採用しています。ブドウの樹の生育のためにはリュット・レゾネ農法を取り入れ、除草剤の使用はしないで、肥料も特に用いず、その都度土に不足している成分を補う程度に留めています。さらに、短い剪定、芽掻き作業、必要な時にはヴァンダンジュ・ベルトゥも行い徹底的に収量を抑制しています。 収穫はすべて手作業だけで行い果実が傷まないように小さなケースを使用しています。

ヴァンサン氏はハーレー・ダヴィッドソンを乗り回し、ワイン造りの傍ら消防士も務めるという男気あふれる人物。ともすればこわもてで荒々しい印象を受けるのですが、ことブドウ栽培、ワイン造りに関してはひたすら丁寧に、愚直なまでに純粋な果実味を追い求めています。

【醸造】
ドメーヌ・ジャンテ・パンシオの収穫は、手で選果をしながら進められ、ぶどうの粒を破損しないように小さなケースに入れて運びます。 そして特筆すべきは選果台です。コンベア部分が微振動で動き、粒単位で選果できる素晴らしいものをジャンテ・パンシオは採用しています。100%除梗し破砕してから、8~10日間は10℃で低温浸漬させて果実のフルーティでデリケートな味わいと色素を抽出させます。天然酵母で発酵させ、温度は22℃で行い、33℃以上にないようにコントロールしています。アルコール発酵が終わると、人の手によってプレスを行います。アルコール発酵中は朝と晩の1日2回ピジャージュを行い、樽熟成中マロラクティック発酵開始までは2週間に1回バトナージュを行っています。ワインはエルヴァージュのために新樽に移します。

【エルヴァージュ】
新樽の比率は30%で、1年使用の樽を30%、そして2年使用の樽を40%使っています。マロラティック発酵はカーヴの中で春ごろまで続きます。15~18ヶ月の樽熟成をした後に澱引き、コラージュ、フィルタをしないで瓶詰めしています。

品種:ピノ・ノワール

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