伝統派だが、革新的なバローロ、G.D.ヴァイラ

【2006  Barolo”Albe” – G.D.Vajra】

ネッビオーロ種の魅力をわかりやすく伝える事を主眼としているようなワイン。
ブルゴーニュワインと印象がかぶるのも面白い。

現当主「アルド・ヴァイラ」と「ミレーナ」は穏やかでピエモンテは勿論、他の産地の造り手からも慕われる人格者。醸造や栽培の経験を若い世代に伝えることにも力を入れていている。 現在は息子の「ジュゼッペ」が醸造を担当。「イシドロ」が栽培担当としてカンティーナに参加し、家族経営を続けている。
「アルド」の父はワイン造りを仕事とせず、アルバで働いていた。「アルド」は醸造学校を卒業後、お爺さんが所有していた僅か0.3haの畑と樽の鉄枠だけを相続してワイン造りを開始する。
『転機は不況下の 1986年。雹害で全ての畑が壊滅的な被害を受けた。多くの造り手が廃業したが、僕は借金をして畑を買い増した』この判断で「アルド」はバローロ村の重要な畑「ブリック・ヴィオーレ」「フォッサーティ」「レ・コステ」等最良の畑ばかりを所有している

彼等はワインが美味しいのは当然と考える。その上で安全で清潔でなくてはいけない。そして、美しいものでなければならない。『リンゴジュースを飲めばリンゴの味。他の味は必要ない。バローロを飲めばネッビオーロの味だ。樽由来 の甘味、タンニン、香は必要ない』 タンク内で全ての葡萄が一斉に発酵を始めることが重要。ジュースの部分は酸化とバクテリアに侵され、 葡萄以外の香が出てしまう。彼等のバローロは均整の取れた酒質素直にフルーツを感じさせる熟成と共に妖艶さを増していくが、ネッビオーロらしさは薄れない。『僕等は伝統派だが、革新的でありたい。だから毎年100種以上の発酵を行い、最適の発酵を試している。醸造は毎年変わる』 ネッビオーロはカベルネやメルローと違い果汁自体に「アントシアニン」を含まない。 『香味成分は果皮に多い。だからフォラトゥーラ(櫂入れ)が大切。櫂入れで果皮にアルコールが染み香味成分を抽出する』 高樹齢の葡萄は小粒なので果皮比率が高い。高樹齢であれば過度な抽出は粗さをだしてしまう。櫂入れも半分程度で果帽をぬらす程度。強く動かしてはいけない。
「ブリッコ・デッレ・ヴィオーレ」は樹齢50年を超える。 マセラシオンは25日間と長いが、櫂入れは他のバローロの半分程度となっている。『ブリッコ・デッレ・ヴィオーレはミケとランピアだけの50年樹。寒い畑なので名前の通りスミレの香が出る。強く櫂入れすると繊細な香は消えてしまう』

品種:ネッビオーロ

ワイン_ピエモンテ_G.D.ヴァイラ
———————————————————
東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
TEL : 03-6435-3987
FB : http://www.facebook.com/Bar.groom
BAR-NAVI:http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00198017/index.html
食べログ : http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13124112/
———————————————————