特級畑のみを所有している稀有なドメーヌ、ボノー・デュ・マルトレイ

【2011  Corton Charlemagne – Bonneau du Martray】

モンラッシェと並び世界最高峰の白ワインとして讃えられる特級畑、コルトン・シャルルマーニュその畑を最も広く所有し、代名詞ともいわれる存在が、ボノー・デュ・マルトレイです。ボノー・デュ・マルトレイが真価を追求し生み出す品格溢れる味わいのワインは、コルトン・シャルルマーニュ最高峰として多くの尊敬を集めています。

非常に古くからの歴史を誇る、ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイ。1855年に出版された書物の中に、シャルルマーニュ皇帝が所有していた70ha余りのコルトンの白ブドウのオーナーの1人としてボノー家の名前が挙がっているほどです1966年、現当主であるジャン・シャルル・ル・ポー・ド・ラ・モニエール伯爵の父が、かつてボノー家が所有していた11haの畑を相続。1994年より現当主モニエール伯爵がドメーヌの指揮をとっています。

ボノー・デュ・マルトレイが所有する畑の総面積は11haのうち、コルトン・シャルルマーニュが9ha、コルトンが2ha。特級畑のみを手掛ける偉大な造り手ですブルゴーニュの生産者の中でも特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイとD.R.C.だけであり、一目置かれている所以のひとつでもあります。

2017年1月、このボノー・デュ・マルトレイがカリフォルニ・カルトワインの代表格スクリーミング・イーグルのオーナーに買収されるという衝撃的なニュースが発表されました。当主のモリ二エール伯爵はフランスのメディアに対して「最も重要なのは、ドメーヌの品位とアイデンティティが保たれること。」と語っており、当面の数カ月は、当主の地位に留まる予定とされています。

ボノー・デュ・マルトレイが所有するコルトン・シャルルマーニュの一部の畑は、かつて中世の時代にヨーロッパ全土を治めた偉大な王、カール大帝が所有していた畑と言われています。現在この畑には、一部新たに植樹したものを除き、樹齢40~60年のブドウが植えられています。西向きの急斜面に位置するこの畑は、粘土が全く含まれない石灰質土壌でできており、この土地で育ったブドウからは凝縮したミネラルを持ったワインが造られます。またこの畑は、夕方遅くまで陽が当たり、日照時間に非常に恵まれているのも特徴。長い日照時間を得ることで光合成が有利に働き、光を十分に浴びてしっかりと育ったブドウは、ワインにフィネスや力強さをもたらします。このカール大帝が所有していた類稀なるテロワールこそが、ボノー・デュ・マルトレイのワインのポテンシャルを高めているといっても過言ではありません。

当主のモリ二エール伯爵は、毎週月~金曜日はワイナリーに常駐し、火曜日と金曜日には必ず熟成中の全ての樽のワインの糖度、酸度、温度をチェックするという徹底した情熱をもってワイン造りをしています。また研究熱心な伯爵は、より良いブドウを得るために2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています

モリ二エール伯爵が大切にしていることは、畑の周りの環境を良好に保つことです。土壌の開墾には、馬を用いるより土地にも人にも負担のかからない耕作として、特殊な小さなトラクターを使用。そして良いブドウを育てるために畑や土壌だけではなく、あらゆる動物や昆虫、植物の健康を保ち、グローバルシステムを整備することが大切と考えており、実際に、ボノー・デュ・マルトレイの丘には樹木が生い茂り、様々な動物や昆虫による生態系が保たれ、コルトンの丘全体の環境を整えています。そして樹木の根には十分な保水力があるがゆえに、2003年のような乾燥した暑い年であっても、ブドウへの水分補給は十分だったのです。

さらに、「樽の香りはワインそのものの味わいを覆い隠す」との考えから、新樽の比率は3分の1程度に留めています。また、その新樽にも数年の研究の結果見つけた、品格がありエレガントな特徴のオーク材を使用。コルトン・シャルルマーニュに大切なのは「酸とミネラル」というのがモリ二エール伯爵の信条であり、糖度より酸度を重視することで長期の熟成にも耐えうるワインが造られます。伯爵曰く、理想的な白ワインのイメージは「Light Better than Heat(灼熱よりもそっと照らす明かり)」とのこと。派手さはなくともじっくりと向き合うことで開花するワインのポテンシャルは、忍耐力のある者のみがその真価に触れることができると言われています。

1本のブドウの樹から約5房を手摘みで収穫ブドウは100%徐梗し、さらに「ヴィンテージの善し悪しに関わらず年間180樽以上は造らない」というモリ二エール伯爵の徹底主義が、ボノー・デュ・マルトレイのワインを芸術品とも言うべき最高の品質に高めています。このように、一貫してテロワールや自然の力を尊重した結果、まるでテロワールそのものを味わうかのような溢れんばかりのミネラルを備えた、引き締まったタイトなスタイルのコルトン・シャルルマーニュが生み出されるのです。

【Corton Charlemagne】
ボノー・デュ・マルトレイは、所有する畑は全てグラン・クリュという稀有な造り手こんなドメーヌは、他にはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティしかありません。所有している11haの畑はコルトン・シャルルマーニュ9haとコルトン2haのみで、特にコルトン・シャルルマーニュはその抜きん出た品質の高さで知られています。

9haの畑を所有しているコルトン・シャルルマーニュの一部は、その名前の由来ともなったカール大帝が所有していた畑そのものです。775年に、カール大帝から教会に寄進される以前からワイン造りが行われており、カール大帝の美しい白髭が赤く染まることを嫌がったお妃が、すべて白ブドウに植え替えさせたことから白ワイン造りが始まったと言う逸話もあるほどです。

グラン・クリュにしては珍しい、西向きの区画の畑から造られるコルトン・シャルルマーニュは、ボノー・デュ・マルトレイの看板商品となっており、まさに類稀なテロワールと、オーナーであるモリニエール伯爵の知恵と情熱の結晶です。
ブドウの平均樹齢は約47年。収穫作業は全て人の手によって行われます。また、1株に6房以上にならないよう生産量をコントロールし、ヴィンテージに関係なく180樽以上は造らないという徹底主義を貫いています。2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています

最高のテロワール、そしてそれだけではないたゆまぬ努力と愛情が史上最高ともいえるこのコルトン・シャルルマーニュを生み出すボノー・デュ・マルトレイ。フランスの著名なワインガイド、『ル・クラスマン』では、コント・ラフォン、ルフレーヴと並び、三つ星を獲得、「非の打ち所が無く順調な歩みを見せている模範的なドメーヌ」と評価されています。

品種:シャルドネ

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