130年続くサン・トーバンの老舗、ルー・ペール・エ・フィス

【2011 Beaune Montee Rouge – Roux Pere et Fils】

ルー・ペール・エ・フィスの初代が葡萄栽培を始めたのは1885年130年間コート・ド・ボーヌでワイン造りを行ってきた老舗ドメーヌ。1943年に3代目マルセルがサン・トーバンに醸造所を移設。今ではこの地の代表的ドメーヌとなった。現在、5 代目当主セバスチャンと弟のマチューが中心になり、栽培から販売まで 7 人の家族で分担している
『やりたいことをやる為には他人の資本を入れないことが大切。流行のワインを造りたくない。ルーの伝統は古典的なブルゴーニュだから』
ブシャール・ペール・エ・フィスやルイ・ジャドのように、大手企業の資本が入る事が多いブルゴーニュの大規模メゾンとしては、非常に珍しい家族経営

彼等はピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェを分ける峡谷の奥に広がる、AOCサン・トーバンのスペシャリスト10 区画以上所有する最大 ドメーヌでもある
『複雑な地形で土壌もモザイク状に変化するので、畑の位置と土壌をよく理解しないといけない。基本的には標高が高く冷涼だし、急斜面なのでミネラルに支えられたキレのあるワインに仕上がる』
ピュリニーを見下ろす丘の上部は白色泥灰土。粘土と石灰のバランスが良いピュリニーに近い土壌。標高はより高いので骨格のあるワイン。
『ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャンはモンラッシェのすぐ上という立地。サン・トーバンらしいミネラルにリッチさが同居する特別な畑』
「アン・レミィ」の上、丘上部は粘土石灰に砂が混じる。冷涼地ならではの酸を中心に軽めのボディで華やか。
ガメイの集落の奥丘の下部は褐色粘土土壌でピ ノ・ノワールが中心。程良い厚み。そして、やはりミネラルを強く感じさせる。

現在、サン・トーバンを中心に13の村に70haを所有。所有畑にはモノポールのムルソー・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ポリュゾも含む。サン・トーバンを中心に123か所の自社畑に加え、人気AOCのネゴシアン・ワインも手掛けている。近年、この品質も上がっている。
『47の栽培家と長期契約を結んで葡萄を購入している。変更せずに買い続けているから僕等の好きなように畑をコントロールできている』

栽培・醸造を担当するのはセバスチャンの弟マチ ュー。醸造は伝統的ブルゴーニュ手法全てオー ク樽で発酵、熟成100%除梗
『目指すピノ・ノワールは強さではなく純粋さ。除梗することで果実をそのまま感じさせたい』
新樽比率は最高で30%あくまでも酸素供給が目的で樽由来の香やタンニンは極力避けている。ワインに樽の要素はあまり感じられない。熟成期間は区画やヴィンテージによって調整する。ピュリニー・モンラッシェの造り手ではなくサン・トー バンの造り手だけに繊細さや素朴さを大切にしている。リッチさや華やかさよりも実直で素直な造り。
『樽は発酵を小さい単位で行う為、そして酸素供給とバトナージュを最小限にしながら澱との接触を効果的行うのに最適。それだけ』

ピュリニー・モンラッシェのレストラン「ル・モンラッシ ェ」のソムリエも彼等のサン・トーバンを絶賛。
サン・トーバンを知りたいならルーを飲めばいい。そしてサン・トーバンをチョイスするお客様はブルゴーニュを理解している人だ』
価格高騰が続くブルゴーニュの中で、高いコストパフォーマンスを感じさせてくれる数少ない産地であるサン・トーバン。 そして、コンブ(峡谷)だからこその地形の複雑さ、畑毎の土壌の個性を知ればもっと楽しめる深さも持っている。 『生産量を減らしている。より質の高いドメーヌ・ワインの比率を高めている。良い区画は自社畑に切換え、将来は100%自社畑にしたい』

品種:ピノ・ノワール


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