1945年に植えられた古木で造られるアロース・コルトン、ジョエル レミー

【2008  Aloxe-Corton Les Combes – Joel Remy】

ボーヌのサント・マリー・ラ・ブランシュ村で1853年より続く家族経営のドメーヌです。1988年より現当主ジョエル・レミ氏と妻のフローレンス氏がドメーヌを引き継ぎ、現在はボーヌを中心にポマール、アロース・コルトン、サン・トーバンなどに計14haを所有します畑は減農薬農法で管理され、微生物相やミネラルバランスを最適な状態にするために地質調査を定期的に行い、根が地中深く届くように促します。また畑周りの環境に配慮し、雨水の回収と貯蔵装置や防除剤等を処理するためのビオベットを導入しています。葡萄はギヨ仕立てで密植度は10,000本/ha。収穫はジョエル氏の指導の元に長年にわたり摘み取りを行っている熟練したチームにより行われ、葡萄が潰れないように小さなケースに入れられて醸造所に運ばれます。さらに振動式選果台で8人のスタッフにより厳選された最良の葡萄で仕込まれます。赤ワインはセメントタンク、白ワインはステンレスタンクで共に野生酵母にて自然に発酵させます。生産されるワインは85%以上がヨーロッパで消費されています。

【Aloxe-Corton Les Combes – Joel Remy】
コルトンの丘の南東に位置する畑で1945年に植えられた樹齢約60年の古木で造られます。基本的な醸造はACブルゴーニュ同様に野生酵母を用いて自然発酵し、12カ月の樽熟成を行い無濾過で瓶詰をします。濃いルビー色でサクランボや黒スグリの柔らかな果実味とほのかに漂うスパイスのニュアンス。

品種:ピノ・ノワール 100%

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良心的な価格で届くブルゴーニュ、セリエ・デュ・シャトー・ド・ラ・ショーム

【2009  Pommard 1er cru Les Arvelets – Cellier du Chateau de la Chaume】

セリエ・デュ・シャトー・ド・ラ・ショームはボーヌに本拠地を置く、北はシャブリから南はボジョレーまでを手掛ける大手ネゴシアンです。日本ではあまり聞き慣れない生産者ですが、フランスのワイン専門誌ギド・アシェット誌やジルベール & ガイヤール誌にもたびたび登場する生産者です。ドメーヌワインが高騰するなか、良質でテロワールを反映したワインを、良心的な価格で届けたいという信念のもと、自ら買い付けした複数の信頼のおけるドメーヌからのワインをアッサンブラージュ。

品種:ピノ・ノワール 100%

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シャンパーニュでは唯一のビオディヴァン認定者、フランク パスカル

【NV  Franck Pascal – Reliance Brut Nature】

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のBaslieux-sous-Chatillonに本拠を構え、わずか4haの畑をビオディナミで耕作しているドメーヌ。1994年からフランク・パスカル氏とイザベル・パスカル女史の夫妻がドメーヌを引き継ぎ、1998年から除草剤や防カビ剤、化学肥料、化学殺虫剤などの使用を中止、2000年からは一部の区画で一切の合成薬剤の使用を中止し、2005年からはすべての区画でビオディナミに転換している(Biodyvin認証済み)。当初はビオディナミ農法のパイオニアである故フランソワ・ブーシェ氏の薫陶を受け、現在ではシャンパーニュにおけるビオディナミ生産者の代表的な一人として名を連ねるまでになった。

フランク氏は、フランスの代表的な高等教育機関であるGrandes Ecolesを卒業した後、短い期間だが工業エンジニアとして勤めていた。兄が不慮の事故で急逝したのを機に、家業であるブドウ栽培を継ぐこととなる。彼の父上は旧来の方法を守りながら栽培を続けてきたのだが、彼自身は栽培に化学薬品などを使うべきではないと考えていた。そこでその考えを具現化するために本格的に栽培と醸造学を学ぶ決意をした。前職の経験で、フランス軍が使用する化学兵器を生産する仕事にも携わり、広く知識を得たのだが、ブドウ栽培において殺虫剤等を使用するということは、化学薬品で兵士を殺戮することと同義であると理解するようになった。このショッキングな現実こそ、彼が旧来の方法に代わる栽培法を模索する原動力となった。そこでまず、旧来の栽培法とビオディナミ農法とを同時に実践し、ビオディナミ農法こそが他にに並ぶものがないほどのミネラルをワインに与えるということを確信し、所有畑の全てでビオディナミ農法を実践することにした。ドメーヌでは4haの畑を所有しているのだが、各所に散在しており、6ヶ村20区画に渡って広がっている。多くの畑は白亜質と堅い石灰岩土壌で構成されているが、白亜質と石英質の土壌、石英質を含む泥岩質土壌、泥灰土と石灰質砂岩土壌の畑も含まれている。70%はピノムニエ、20%はピノノワール、10%はシャルドネが植えられている。1/4の畑では馬に寄る耕作を行っているが、フランク氏はその割合をもっとあげたいと考えている。

【ビオディヴァン認定 】
1996 年にフランスで設立された国際ビオディナミ栽培家組合。アルザスのマルク・クライデンヴァイスやオリヴィエ・ウンブレヒト、ローヌのシャプティエ、ロワールのユエなどフランスの103生産者が加盟、認証を受けている。ビオディナミの認証団体であるデメテールとも関係は深いが、デメテールが全農作物を対象としているのに対し、ビオディヴァンはワイン用のぶどうのみが対象。エコセールの認定が加盟の必須条件。シャンパーニュでは唯一の取得者

品種:ピノ・ムニエ 70%、ピノ・ノワール 25%、シャルドネ 5%

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