非常に短命だった蒸留所の名を受け継いだモルト、ウルフバーン

【Wolfburn Northland 46%】

スコットランド本島北端の街サーソーに実在したウルフバーン蒸留所 1821年に創業し、1877年には廃墟として記録に残されている非常に短命だったウルフバーンの名を受け継いだ蒸留所が再生したのは、2011年のことだった。 最初の1滴が誕生した2013年から…。ついにスコットランド本島最北端のウイスキーが日本へ上陸する。 「NO AUTOMATION」と最高責任者アンドリュー・トンプソンは言う。
可能な限り人の手で。それは、かつて全ての蒸留所がそうであったように、昔ながらの手作業と、先人達から受け継がれてきた伝統を重んじる職人たちのこだわり。

《再建》
2011年5月、我々はケイスネス州サーソーにある、150年前の旧ウルフバーン蒸留所の跡地を訪ねました。かろうじて、そこに建築物があったことが分かる瓦礫。そして水、かつてウルフバーン蒸留所で使用され、我々がウイスキーを造ることができる可能性を示してくれる川が流れていました。
我々は、古い蒸留所跡地から少し下流に、まるでアザミのカーペットのような平地を見つけました。ここは川から毎日少量の水を汲むだけで、すぐに再びウイスキーを造ることができます。2012年5月に土地を購入し、8月上旬には最初の建設工事を着工しました。すぐに計画は進められ、9月には蒸留所建設への基礎が完了しました。
建設はフォーサイス社によって、バルブやポンプに至るまで全て綿密な作業の下で行われ、徐々に近づく冬の前に完成できるよう建設を進めてきました。閉鎖されたキャパドニック蒸留所の発酵槽2基も導入しました。これらはウルフバーン蒸留所の新しいスピリットを造るための水のタンクとして使用されます。
11月には設備の搬入と組み立てが始まり、ウイスキーの中心地スペイサイドからハイランドの北端の大地へ、新たなポットスティルが運ばれました。完成を迎えた季節は、もうすぐクリスマスを迎えようとする冬の長い夜が訪れる頃でした。
そして年が明け、2013年1月25日
新ウルフバーン蒸留所の最初の1滴が流れました

《水と大地》
ケイスネス州は、その豊かな水と大自然で知られています。周囲約4,000㎢にも及ぶ、広大な湿地帯と泥炭層があり、現在スコットランドに残る最後の原野とも言えるでしょう
ウルフバーン川は、古くから湿地帯を流れる川で、海からほんの数マイルの距離を流れています。(バーンは川を意味します)
あまり知られていませんが、かつて野生のオオカミが多く生息していて、1500年代には一般的な動物でしたが、1600年代に入ってからは、乱獲によって絶滅してしまいました。

《歴史》
WOLFBURNの歴史は断片的な資料しか残されていません。
1821年にウィリアム・スミス社が認可を受け、以後、1852年まで代々スミス家によって操業されてきました。蒸溜所名のWOLFBURNの綴りも幾つか存在し、”Wolfburn”、”Wolf Barn”、”Wolf Burn”、”Wulf Burn”などがありました。
19世紀初頭の納税記録では、WOLFBURN蒸溜所の最盛期にはケイスネス州最大の蒸溜所だったことが窺えますが、その後、1877年の測量では廃墟として記されていることから、約50年の短い操業だったようです


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グレンフィディックの第2蒸溜所、バルヴェ二―

【The Balvenie Double Wood 12y】

バルヴェニー蒸溜所は姉妹蒸溜所であるグレンフィディック蒸溜所と同じ敷地内に建っていますバルヴェニーとはダフタウンにある古城の名前で、ゲール語で『山の麓の集落』の意味です。水源はコンヴァル丘陵からの数十の泉の湧水を使用しています。グレンフィディックと同じ原料を使いながら水源の違いや製造方法の違いにより全く異なる性質のモルトウイスキーを生み出しています。

《歴史》
グレンフィディック蒸溜所の創始者ウィリアム・グラントにより、グレンフィディック創業の5年後、第2蒸溜所として、1892年に創業しました。蒸溜所名のバルヴェニーは近隣に建つバルヴェニー城から取っています。 この古城は13世紀に遡る歴史がありながら、廃城として長らく放置されたまま。その後、麓につくられた新バルヴェニー城の跡地をウィリアム・グラントが取得しバルヴェニー蒸溜所開設の地としたのです。 戦乱の中世ハイランドを見守ったバルヴェニー城の名は、いまでは世界的な銘酒ブランドとして生き続けているのです。

《製法》
バルヴェニーは伝統的な職人の手作りにより丁寧に作られています。そのこだわりの一つが今でも手間のかかる伝統的なフロアモルティングを行っていることです
麦芽の乾燥も自社で行うことで、ピートの香りづけを調整し、ライトなピート香の麦芽を製造しています。蒸溜につかう蒸溜釜も特徴的。バルヴェニーボールと呼ばれるネックにこぶが付いた独特の蒸溜釜を採用しています。これにより香りの成分をおだやかにじっくり抽出し、豊かで重厚なモルトウイスキーを作り出しています。この味を守り続けるためにいまでも専属の釜職人をかかえ、その職人技は代々受け継がれています
樽の使い分けにも積極的。バーボン樽・シェリー樽のみならず、ワインやポートワインの樽など、様々な組み合わせにより多様なモルトを少量生産しています。

《Double Wood 12y》
バーボン樽で熟成後、シェリー樽に詰めかえ後熟。


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地元アイラ島のおじさんをイメージしたインパクトあるラベル、ビッグ・ピート

【Big Peat – Douglas Laing’s】

ビッグ・ピートとは、膨大な樽を保有する名門ダグラスレイン社が世界に送り出す、とても贅沢なアイラモルト(バッテッドモルト=ブレンデッドモルト)です。使用されている蒸留所はアードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレンの4つ。閉鎖して27年程前から全く生産されていない貴重なポートエレンが含まれているのです。配合率やビンテージなどは公にされておりませんが、ポートエレンは1982~1983ビンテージ、アードベッグは16年物前後が使用されているようです
使用されているモルトも贅沢ですが、生産方法もまた非常に手間がかかっています。多くのバッテッドモルトにみられる大量生産的な造り方ではなく、5樽以下のスモールバッチにてノンチルフィルターという品質を最重要視した本格志向のモルトなのです。ボトラーとしてだけではなく、ブレンダーとしても大きな成功を収めているダグラスレイン社にしか出来ない要素が詰まった商品とも言えます。
なお、この特徴的なラベルに関しては、BIG PEAT(ふんだんなピート)とBig Pete(ピートおじさん)をかけたジョーク交じりの言葉遊びを表現するため、地元アイラ島のおじさんをイメージしたインパクトのあるイラストが採用されています。

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