“魔術師”キリアコス・キニコプロスの指導を受け立ち上げたドメーヌ、バシュレ・モノ

【2013 Puligny Montrachet – Bachelet-Monnot】

ドメーヌ・バシュレ=モノは、コート・ド・ボーヌの南、マランジュのデジーズ村にあります。
このドメーヌは、2005年1月、当時20代の若さであったマルクとアレクサンドル兄弟の2人が、“魔術師”キリアコス・キニコプロス(ルフレーヴやペロ=ミノらのコンサルタントも手がける)の指導を受け、祖父や父のワイン造りを引き継ぐという形で設立されました
マルクとアレクサンドルは醸造の学校を卒業した後、フランスや海外でもワイン造りの経験を積んできました。
実績のない若いバシュレ兄弟ですが、友人であるヴァンサン・ダンセールやオリヴィエ・ラミーといった新世代のライジングスター達から大きな刺激と導きを得たことは想像に難くありません。
Bourgogne Aujourd’hui誌やRuvue de Vins de Franceといった現地メディアはもちろん、International Wine Cellar誌といった国際的なワインのメディアで輝かしい称賛を受けたバシュレ兄弟。
かつて“未来を継ぐ新しい造り手”と呼ばれた兄弟は今もなお、高い品質を追求しています。
バシュレ兄弟が本拠を構えるマランジュから、サントネ、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、そしてグラン・クリュとなるバタール・モンラッシェを含む畑は、現在では23ヘクタールの畑を手掛けています。
彼らは畑のもつ力を最大限に生かすことが、より良いワインを造る近道だと確信しています。
日々、土壌に非常に注意深い作業を施し、ぶどうの木を健全に保つよう、見守っています。除草剤は一切使わず、ブドウの根が奥深くまで伸びるように丁寧に手入れをしています
収穫は全て手摘みで行い、その後、空気圧式圧搾機で時間をかけてゆっくり果汁を搾ります。その後、アペラシオンによって新樽の比率を変えながら、12~18ヶ月熟成します
この熟成を経て、ワインはフレッシュ感と複雑性を備えた洗練されたワインとなります。
現在ではブルゴーニュ伝統の228リットル樽からドゥミ=ミュイと呼ばれる350~500リットルの樽の割合を増やし、より緻密で純粋な果実味とテロワールの表現を志しています

品種:シャルドネ


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東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
TEL : 03-6435-3987
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130年続くサン・トーバンの老舗、ルー・ペール・エ・フィス

【2011 Beaune Montee Rouge – Roux Pere et Fils】

ルー・ペール・エ・フィスの初代が葡萄栽培を始めたのは1885年130年間コート・ド・ボーヌでワイン造りを行ってきた老舗ドメーヌ。1943年に3代目マルセルがサン・トーバンに醸造所を移設。今ではこの地の代表的ドメーヌとなった。現在、5 代目当主セバスチャンと弟のマチューが中心になり、栽培から販売まで 7 人の家族で分担している
『やりたいことをやる為には他人の資本を入れないことが大切。流行のワインを造りたくない。ルーの伝統は古典的なブルゴーニュだから』
ブシャール・ペール・エ・フィスやルイ・ジャドのように、大手企業の資本が入る事が多いブルゴーニュの大規模メゾンとしては、非常に珍しい家族経営

彼等はピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェを分ける峡谷の奥に広がる、AOCサン・トーバンのスペシャリスト10 区画以上所有する最大 ドメーヌでもある
『複雑な地形で土壌もモザイク状に変化するので、畑の位置と土壌をよく理解しないといけない。基本的には標高が高く冷涼だし、急斜面なのでミネラルに支えられたキレのあるワインに仕上がる』
ピュリニーを見下ろす丘の上部は白色泥灰土。粘土と石灰のバランスが良いピュリニーに近い土壌。標高はより高いので骨格のあるワイン。
『ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャンはモンラッシェのすぐ上という立地。サン・トーバンらしいミネラルにリッチさが同居する特別な畑』
「アン・レミィ」の上、丘上部は粘土石灰に砂が混じる。冷涼地ならではの酸を中心に軽めのボディで華やか。
ガメイの集落の奥丘の下部は褐色粘土土壌でピ ノ・ノワールが中心。程良い厚み。そして、やはりミネラルを強く感じさせる。

現在、サン・トーバンを中心に13の村に70haを所有。所有畑にはモノポールのムルソー・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ポリュゾも含む。サン・トーバンを中心に123か所の自社畑に加え、人気AOCのネゴシアン・ワインも手掛けている。近年、この品質も上がっている。
『47の栽培家と長期契約を結んで葡萄を購入している。変更せずに買い続けているから僕等の好きなように畑をコントロールできている』

栽培・醸造を担当するのはセバスチャンの弟マチ ュー。醸造は伝統的ブルゴーニュ手法全てオー ク樽で発酵、熟成100%除梗
『目指すピノ・ノワールは強さではなく純粋さ。除梗することで果実をそのまま感じさせたい』
新樽比率は最高で30%あくまでも酸素供給が目的で樽由来の香やタンニンは極力避けている。ワインに樽の要素はあまり感じられない。熟成期間は区画やヴィンテージによって調整する。ピュリニー・モンラッシェの造り手ではなくサン・トー バンの造り手だけに繊細さや素朴さを大切にしている。リッチさや華やかさよりも実直で素直な造り。
『樽は発酵を小さい単位で行う為、そして酸素供給とバトナージュを最小限にしながら澱との接触を効果的行うのに最適。それだけ』

ピュリニー・モンラッシェのレストラン「ル・モンラッシ ェ」のソムリエも彼等のサン・トーバンを絶賛。
サン・トーバンを知りたいならルーを飲めばいい。そしてサン・トーバンをチョイスするお客様はブルゴーニュを理解している人だ』
価格高騰が続くブルゴーニュの中で、高いコストパフォーマンスを感じさせてくれる数少ない産地であるサン・トーバン。 そして、コンブ(峡谷)だからこその地形の複雑さ、畑毎の土壌の個性を知ればもっと楽しめる深さも持っている。 『生産量を減らしている。より質の高いドメーヌ・ワインの比率を高めている。良い区画は自社畑に切換え、将来は100%自社畑にしたい』

品種:ピノ・ノワール


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ロマネ・コンティやルロワと並ぶ3つ星生産者、ドニ・モルテ

【2008 Gevrey Chambertin 1er Cru Les Champeaux – Denis Mortet】

1991年ドメーヌ・シャルル・モルテは、息子のドゥニ・モルテ(兄)とティエリー・モルテ(弟)に分割されます。ドゥニ・モルテは自身のドメーヌを始めると同時に賞賛を集め、一躍トップの造り手たちの仲間入りを果たします
しかし、彼の仕事には本質的な矛盾があったと言われています。フィネスのあるスタイリッシュなワインを造りたいと切望していたにもかかわらず、畑とセラーでの仕事から生み出されるワインは、重量感と豪華さをもったゴージャスなワインへと向かっていきました。ワイン造りに打ち込めば打ち込むほど、彼の理想からは離れていく。衝撃的な悲報は、人知れず抱えたそんな苦悩があったからかもしれません。現在は息子のアルノー氏がドメーヌを継いでいますが、ドゥニ・モルテ氏のワインは2005年が最後のヴィンテージとなってしまいました。

今日、ドメーヌを運営するのは故ドゥニ・モルテの長男アルノー・モルテ。2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなった。専門学校を中退し、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いている。

ドメーヌ・ルフレーヴで研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったため。ルフレーヴで働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したという。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられている

ドゥニ時代のドメーヌのワインは、いかにもジュヴレ・シャンベルタンらしい、強い抽出と凝縮感をもつワインであった。しかし、息子のアルノーは、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったという。

【醸造】
醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使う。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成だったが、現在は村名ジュヴレ・シャンベルタンで60〜70%まで下げている。熟成期間は18ヶ月。

かつて5つの区画名入りジュヴレ・シャンベルタンを造っていたドゥニ・モルテだが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理した。
アン・マトロとオー・ヴェレを中心とするノーマルの村名ジュヴレ・シャンベルタン。
コンブ・デュ・デゥシュとアン・ドゥレを中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。
それに1級シャンポーに隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、アン・シャンのみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」だ。

アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。また、アルノーはマルサネやフィサンなどコート・ド・ニュイ北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。ジュヴレ・シャンベルタンに比べてその6割程度の価格で入手可能なマルサネやフィサンは、じつにお値打ちなワインである。

【Gevrey Chambertin 1er Cru Les Champeaux】
こちらの1級畑レ・シャンポーは、グランクリュ街道の上部斜面に位置し、コンブ・オー・モワンヌなど優良プルミエ・クリュに接した絶好の立地。畑は馬で耕しており、深さ20㎝~40㎝程度の石の多い土壌が特徴的です。ドニ・モルテのスタイルが最も典型的に現れている1級畑であり、豊かな黒系果実の風味があり筋肉質ながら、妖艶さが前面に出ている味わいが魅力。

品種:ピノ・ノワール

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