2つの地中海に挟まれた大地と太陽の恵みのカンティーナ、サン・マルツァーノ

【2013 Talo Primitivo di Manduria – Cantine San Marzano】

1962年、19人の地元ブドウ栽培農家 “父なる創業者たち” が協同組合“ San Marzano”を設立。以来地ブドウを中心に栽培していましたが、2000年頃から自社元詰めワインの生産を開始。南イタリアならではの新鮮な果実味を活かしたモダンテイストが認められ世界的に人気を博すようになります。現在では1,200もの経験豊富な栽培農家を抱え、彼らは今もプーリア伝統のブドウ造りの哲学・手法を守り続けています

イタリアの”かかと”の部分、アドリア海とイオニア海、「2つの地中海」に面したプーリア州。サン・マルツァーノでは「プーリアの土地の風土で育てられた完熟ブドウで、新鮮な果実味をしっかりと表現すること」を哲学としています。甘いだけではない、ピュアでクリーン、卓越したバランス感覚のワインを造りだすために、日々の研究や設備投資を惜しまずワイン造りに励んでいます。

【土壌】
サン・マルツァーノはプーリアの南側に位置しています。南プーリアの土壌は赤土で石灰質の豊富な土壌。土は深さ約50cm程度しかなく、その下はすぐ石灰石になっています。そのため農作物の根はすぐに石の部分まで届き、鉄分で実が赤くなるといわれる程。ブドウの生育に非常に適した土壌といえます。さらに、非常に温暖な気候ながら海へはサン・マルツァーノの畑から車で5分程度でたどり着くほど近いため、朝夕には潮風で畑が冷やされ、果実味に溢れながらもきちんと酸味を保ったワイン造りを可能にしています。
オリーブやブドウ樹にあふれる、自然豊かな恵みの大地。プーリア州サレント地方北部のサン・マルツァーノ・ディ・サンジュゼッペ。イオニア海、アドリア海の2つの地中海に挟まれた地で、日照りが厳しく、シロッコが吹き荒れる厳しい環境で、ブドウは力強く育ちます。サン・マルツァーノは、プーリアを代表するプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアDOPエリアの中心に位置し、その代表的な生産者の一つなのです

【守り抜かれる古木】
サン・マルツァーノでは数多くのアルベレッロ(=古木、ブッシュヴァイン)を守り抜いています。古木は根が奥深くまではり、土の養分を十分に吸って非常に濃縮し複雑性のある味わいになることで知られています。収穫量は非常に少なく、30hl/ha程度。サン・マルツァーノでは一部、ギリシャ、古代ローマ時代から続く昔のままの仕立てを行っており、このような古典的な仕立てのアルベレッロは機械での収穫ができず、手入れが難しいため、必然的に手摘み収穫となります。さらに病気などで死んでしまうとそのまま置いておくしか術がないため、通常農家は非効率さを嫌がって土地を整えてしまうのが普通ですが、サン・マルツァーノでは土地ごと買い取り、それぞれの土壌にあった伝統を守っています。このように時間と労力をかけて栽培されたアルベレッロから、コレッツィオーネ・チンクアンタやセッサンタアンニなどの上級クラスのワインが造られます。

【醸造設備】
横向きに寝かせられた回転式発酵タンクはコレッツィオーネ・シリーズなど上級クラスのワインにのみ使用されます。回転式発酵タンクといえば、主に長期間果皮浸漬(マセラシオン)してしまうと渋みが突出してしまうブドウ品種から効率的に色素、アロマを抽出する目的で使用されます。サン・マルツァーノではこの回転式発酵タンクを横向きにし、果皮とジュースとの接触面積を通常よりも大きくすることでタンニンもしっかりと抽出しています。さらにプリミティーヴォに関しては皮が薄いため、回転を抑え気味にすることで、新鮮な果実味・アロマを保ちながらもきめ細やかでシルキーなタンニンをもった絶妙なバランスのワインを作り出すことに成功しています。ここにもそれぞれのブドウの特徴を最大限に生かすための研究、醸造設備への投資を怠らない姿勢が表れています。

最新鋭のボトリングラインで、完璧な調整がなされています。ボトルを水で洗浄した後に不純物がこびりついてないか、瓶に異常がないか撮影・検証されるところからはじまり、ワイン充填の際に窒素も微量に充填するなどあらゆる場面で酸化を極力防ぐ体制が整っています。お客様の元へ届くまでに、ワイン1本1本に完璧な調整がなされています。

【Talo Primitivo di Manduria】
品種:プリミティーヴォ 100%
醗酵:ステンレス・タンク、主醗酵後、マロラクティック醗酵
熟成:オーク樽 6カ月(仏産、米産225L)ステンレス・タンク 9カ月 瓶熟2カ月以上

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自然に対しての謙虚な心が産み出すブルネッロ、サリクッティ

【2008  Brunello di Montalcino Piaggione – Salicutti】

ブルネッロの畑に囲まれ、日々をワイン造りに捧げるフランチェスコ氏。ブドウ樹が深く根をはるようにしっかり地面を掘り下げ、肥料はミルクがビオに認定されているモンタルチーノの牛の堆肥を使用します。畑の畝には、15種類ほどの草花の種をまき、ブドウ樹と競争させ、刈り取られた後は土のミネラル分を補う役目となるのです。醸造は2003年から自然酵母を使用。最新の醸造設備をそろえているわけではなく、有名なエノロゴを雇っているわけではありません彼のワイン造りは「ワインを生み出してくれる自然に対しての謙虚な心」のもと行っているだけなのです

オーナーのフランチェスコ氏の人柄をひとことで表現するならば、「生真面目で控えめな農夫、そしてチャーミングな紳士」という言葉が良く合います。そんな彼の人柄は人々を魅了し惹きつけます。また、ワイン造りにおける謙虚で生真面目な姿勢とワインの魅力に引き寄せられ、彼の門をたたく造り手も少なくありません。「サン・ジュゼッペ」のステッラ・ディ・カンパルトもその一人です。

彼のワインの最大の特徴が 「瓶熟成で飛躍的に素晴らしく成長を遂げる」ということ。それ故、その年のワイン・コンクールなどへの出展にはあまり気が進まないといいます。彼は「出荷されるまで」ではなく、「その後ゆっくりと瓶の中で熟成を遂げる」ワインを見ているのです。数あるブルネッロの中でもしっかりとした特色をもった数少ない造り手の一つとして揺るぎ無い地位を築いているサリクッティ。

【Brunello di Montalcino Piaggione】
醗酵:ステンレス・タンク(天然酵母にて)/主醗酵後、ステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵
熟成:オーク樽熟成 36カ月(500L?4000L)/12カ月を500Lと1000Lで熟成、その後2000Lで12カ月、4000Lで12カ月熟成/瓶熟成 8カ月以上

品種:サンジョベーゼ 100%

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クインタレッリが認めた畑を持つヴァルポリチェッラ生産者、カ・ラ・ヴィオンダ

【2012  Valpolicella Classico – Ca’ la Bionda】

ヴァルポリチェッラで最も重要な造り手と言えば「ジュゼッペ・クインタレッリ」ジュゼッペが生前、ヴァ ルポリチェッラで最も優れた畑と言っていたのがカ・ラ・ビオンダの畑だった。カ・ラ・ビオンダはピエトロ・カステッラーニによって1902年に設立された。現在は4代目でニコラ、アレッサンドロ兄弟が中心となっている。『マラーノの土壌は他のヴァルポリチェッラとは違って石灰層に影響される。濃厚なワインではなく、繊細でミネラル感を味わえる』。非常に広大なヴァルポリチェッラだが、西1/3が「クラシコ」を名乗れる地域。標高も高く石灰分を含む比率も高くなる。『ヴァルポリチェッラは東西に広い。北西のはずれにあるマラーノは最も寒く、唯一石灰岩盤が剥き出しになっている特殊な土壌』。
「クラシコ」エリアには3つの谷が連なっている。その中央、マラーノ渓谷の東面に彼等の畑はある。海底が隆起した丘で海の沈殿物が何層にも重なっている痩せた土壌。標高は150~300m。『この土壌がワインに高い酸度と抗酸化力を与えてくれるアマローネでさえもPH3.3で酸度が高い。だから食事と合わせられる』。

『父も僕等も毎日畑で働く。ワイン生産者である前に農民であるべきだと思う。どれだけ畑で仕事をしたかでワインは変わる』。祖父の代からヴァルポリチェッラの自然を守る為に、一切薬剤の使用をしていない。除草剤さえも1度も使用したことがない。昨年の剪定された枝や選別された果実を少量の牛糞を混ぜて発酵させ3年間熟成させた自家製コンポストのみを畑に撒いている。『化学薬品に頼った低価格ワイン産地なので有機栽培は珍しい。僕等は3代続けて有機栽培。循環型農業を行っている』。霧の多い地域なのでリスクは高い。しかし100年も続けてきたので葡萄樹自体が強くなる病気に対する抗体が出来上がっている。

収穫は手摘み。小さな籠を使い葡萄が重なり、その重さで傷つくことのないよう細心の注意を払って収穫。正確なワインを造る為完熟に拘る。『収穫時期はパーセルによって半日単位で変える。例年、アマローネの収穫から2週間遅れでヴァルポリチェッラの収穫に入る』。アマローネはアッパシメントするので酸度が高い状態で収穫。腐敗果が出る前であることも重要。『アマローネは糖度と酸度のバランスが重要。甘いだけのアマローネは現代の食事と相性が悪い。食事と合わせられるアマローネを造りたい』。ヴァルポリチェッラは充分な酸度を持った状態で葡萄の水分が落ち始めた時に収穫する。『重厚なヴァルポリチェッラが流行っているが興味がない。僕等はマラーノを表現したい』。カンティーナには「ソルデーラ」や「ジャコモ・コンテル ノ」「ポッジオ・ディ・ソット」の空ボトルが並んでいる。彼等の目指すワインがよく解る。

【Valpolicella Classico】
80 % Corvina e Corvinone, 15% Rondinella 5% Molinara 25度以下で発酵。発酵終了後10日間マセラシオンを続ける。熟成は大樽で3ヶ月間。

品種:コルヴィーナ 80%、ロンディネッラ 15%、モリナーラ 5%


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