大樽熟成にこだわった卓越したバルバレスコ、アドリアーノ

【2007  Barbaresco Basarin – Adriano】

ピエモンテ州はネッビオーロ品種の聖地であるランゲ地区アルバのサン・ロッコ・セーノ・ディ・エルヴィオ村に位置しており、ワイナリー名にもなっていますAdriano(アドリアーノ)家が運営するファミリーワイナリー。
現在の当主マルコとヴィットリオ兄弟の祖父にあたるジュセッペ・アドリアーノが1900年代前半からワイン造りを始めましたが、その当時は借地ブドウ畑のみでした。その後少しずつ畑を購入、1994年 Az.Ag.Adriano農業会社として登記、現在ではトータル22haの自社畑のみから、一切の化学薬品を使用せず年間トータルで約12万本のワインを造っています

スロヴェニア産の大樽熟成にこだわったバルバレスコの中でも、コストパフォーマンスにおいて非常に卓越した商品です。「SLOW WINE 2011」にてVINO SLOW(クオリティの高いワインであることはもちろん、その土地や歴史などをうまくあらわしているワイン。)として「バルバレスコ バザリン2007」が選ばれています。また最近カンティーナを新しくしており、ワイナリーで使用する電力は太陽電池にて賄っています

南南東向きで傾斜40度の急斜面の素晴らしいクリュ・バザリンの畑(標高:約300m)にてバルバレスコ・バザリン、バザリン・リゼルヴァに使用する葡萄を収穫(傾斜がキツイので横向きに樹を植えています。リゼルヴァには斜面の中腹の部分の葡萄を使用)。午前中に日照のピークがあり、午後の日差しが強い時間にピークが来ないので葡萄が過度の日照で焼けず、健全に生育します。

品種:ネッビオーロ

IMG_0892
———————————————————
東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
TEL : 03-6435-3987
FB : http://www.facebook.com/Bar.groom
BAR-NAVI:http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00198017/index.html
食べログ : http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13124112/
———————————————————

強い信念のため、父親と死ぬまで仲直りできなかった農民、エリオ・アルターレ

【2007  Barolo Vigneto Arborina – Elio Altare】

「エリオ」が成し遂げたのは「バローロ」のモダン化ではない。廃れていたランゲの復興だった
転換点は1976年のブルゴーニュ視察。葡萄の質を高め、ボトリングまで行うことで仲買人による葡萄買取りシステムから脱却できることを学んだ。
『当時は誰も導入していなかったグリーンハーヴェストや摘芯を導入したのもエリオだった』 収量を一般的な造り手の半分以下まで落とすことで、葡萄の質を高めていった。当時の他の造り手には、葡萄を切り落とす行為は受入れ難いものだった。 更に反対する父親の前で大樽をチェンソーで切り刻み、バリックを導入した。 『エリオは清潔でなかった大樽を捨てた。酸素コンタ クトによって、リリース当初から美味しいバローロを造りたいという強い信念があった。これが原因で父親とは死ぬまで仲直りできなかった

【栽培】
エリオの名刺には VITICOLTORE(農民)と記されている。モダンというイメージだが、1979年より除草剤や殺虫剤、化学肥料は使っていない。『摘芯もカッターではなくハサミで切る。手で切ることで切り口が広がらない。切り口から病気になるので最小であるべき。昔、農民は皆知っていた』 当時としては短期間マセラシオンやバリックの導入は衝撃的だった。しかし、同時にエリオは農民のワインである事(自然な醸造)を重要視している。 『例えば酵母。自然派生産者も培養酵母を使用していることが多いが、エリオは自然酵母のみ』 発酵をスムーズに始める為に早めに収穫した葡萄の果皮に付着した自然酵母を培養し、各キュヴェの 発酵のスターターに使用している。酸化防止剤もビオロジックの規定より圧倒的に少ない

【醸造】
大きな特徴が超短期間のマセラシオン。「カヴァロット」の30日に対して彼等は4日間。 『ロータリーファーメンターの目的は強い抽出ではない。15分に1回程度ゆっくり回転させることで、果帽が常時ワインに浸かっている状態にすること』 早く回転させれば強い抽出が可能だが、ゆっくり回転させている。強い抽出ではなく、果帽を常に浸けておくことが目的。質の高いタンニンだけを取り出す
『4日のマセラシオンでもアルコール発酵がスムーズに進めば、アルコールが媒介となってアントシアニン等も早く安定する』 早い回転で抽出しなくてもアルコールがスムーズに生成されれば、アルコールが媒介となって色素は安定する。マセラシオンが短くても色合いは十分。

【Arborina】
標高 300m のすり鉢状。砂比率が高い「ラ・モッラ」らしい畑。「アルボリーナ」の一番良い区画にはバルベーラが植えられている。これが「ラリージ( Langhe Rosso “Larigi”)」。

品種:ネッビオーロ

IMG_0871
———————————————————
東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
TEL : 03-6435-3987
FB : http://www.facebook.com/Bar.groom
BAR-NAVI:http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00198017/index.html
食べログ : http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13124112/
———————————————————

伝統派だが、革新的なバローロ、G.D.ヴァイラ

【2006  Barolo”Albe” – G.D.Vajra】

ネッビオーロ種の魅力をわかりやすく伝える事を主眼としているようなワイン。
ブルゴーニュワインと印象がかぶるのも面白い。

現当主「アルド・ヴァイラ」と「ミレーナ」は穏やかでピエモンテは勿論、他の産地の造り手からも慕われる人格者。醸造や栽培の経験を若い世代に伝えることにも力を入れていている。 現在は息子の「ジュゼッペ」が醸造を担当。「イシドロ」が栽培担当としてカンティーナに参加し、家族経営を続けている。
「アルド」の父はワイン造りを仕事とせず、アルバで働いていた。「アルド」は醸造学校を卒業後、お爺さんが所有していた僅か0.3haの畑と樽の鉄枠だけを相続してワイン造りを開始する。
『転機は不況下の 1986年。雹害で全ての畑が壊滅的な被害を受けた。多くの造り手が廃業したが、僕は借金をして畑を買い増した』この判断で「アルド」はバローロ村の重要な畑「ブリック・ヴィオーレ」「フォッサーティ」「レ・コステ」等最良の畑ばかりを所有している

彼等はワインが美味しいのは当然と考える。その上で安全で清潔でなくてはいけない。そして、美しいものでなければならない。『リンゴジュースを飲めばリンゴの味。他の味は必要ない。バローロを飲めばネッビオーロの味だ。樽由来 の甘味、タンニン、香は必要ない』 タンク内で全ての葡萄が一斉に発酵を始めることが重要。ジュースの部分は酸化とバクテリアに侵され、 葡萄以外の香が出てしまう。彼等のバローロは均整の取れた酒質素直にフルーツを感じさせる熟成と共に妖艶さを増していくが、ネッビオーロらしさは薄れない。『僕等は伝統派だが、革新的でありたい。だから毎年100種以上の発酵を行い、最適の発酵を試している。醸造は毎年変わる』 ネッビオーロはカベルネやメルローと違い果汁自体に「アントシアニン」を含まない。 『香味成分は果皮に多い。だからフォラトゥーラ(櫂入れ)が大切。櫂入れで果皮にアルコールが染み香味成分を抽出する』 高樹齢の葡萄は小粒なので果皮比率が高い。高樹齢であれば過度な抽出は粗さをだしてしまう。櫂入れも半分程度で果帽をぬらす程度。強く動かしてはいけない。
「ブリッコ・デッレ・ヴィオーレ」は樹齢50年を超える。 マセラシオンは25日間と長いが、櫂入れは他のバローロの半分程度となっている。『ブリッコ・デッレ・ヴィオーレはミケとランピアだけの50年樹。寒い畑なので名前の通りスミレの香が出る。強く櫂入れすると繊細な香は消えてしまう』

品種:ネッビオーロ

ワイン_ピエモンテ_G.D.ヴァイラ
———————————————————
東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
TEL : 03-6435-3987
FB : http://www.facebook.com/Bar.groom
BAR-NAVI:http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00198017/index.html
食べログ : http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13124112/
———————————————————