カリフォルニアで最も敬虔なビオディナミの実践者、リトライ

【2006  Littorai – Charles Heintz Vineyard Chardonnay】

リトライは1993年にスタートしたピノ・ノワールとシャルドネを手がける小さなワイナリー。フランス、ディジョン大学で醸造学の学位を取得したテッド・レモンはジョルジュ・ルーミエ、ブリュノ・クレール、パラン、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ、デュジャックなどブルゴーニュのトップ生産者のもとで経験を積み、ギィ・ルーロではコート・ドールで初めてのアメリカ人栽培&醸造責任者として活躍。アメリカに帰国した後はCh ウォルトナーの創業に醸造責任者として加わり、またコンサルタントとしてフランシスカン、クロ・ペガスを始めとするカリフォルニアの著名ワイナリーやオレゴンのアーチェリー・サミット、ニュージーランドでも活動を行った。妻ハイジと共に自らのワイナリーを立ち上げるにあたっては、北はシアトル、南はサンタ・バーバラまで西海岸に沿って旅をし、彼の目指す品質とスタイルを実現できる場所を探し求め、最終的にノース・コーストの冷涼な海岸線にワイナリーを構えた。濃厚なピノ・ノワールが大勢を占めた時代、リトライのワインはあまり高い評価を受けることはなかったが、食事とともに愉しむエレガントなファインワインを探し求めるカリフォルニアのソムリエたちに見出され次第に名声を勝ち得てゆき、現在では繊細なスタイルのシャルドネとピノ・ノワールの先駆者として多くの造り手から尊敬を集めている。近年注目を集めるバランスを重視し繊細なワイン造りを目指す生産者のグループ、”In Pursuit of Balance”を代表するメンバーであり(2016年にIPOBは解散)、アメリカの著名なワインライター、ジョン・ボネによる凝縮に走らない新世代のカリフォルニアの造り手達を紹介する著書 “The New California Wine” ではテッドをその象徴として表紙に採用し大きな話題となった。カリフォルニアで最も敬虔なビオディナミの実践者としても知られている

【Charles Heintz Vineyard Chardonnay】
ソノマ・コーストで最も冷涼なエリアのひとつとして近年注目を集めるオクシデンタルの優良畑チャールズ・ハインツにて有機農法により育てられるブドウを使い、骨格のある豊かな酸味とリッチネスが融合するバランスの良い気品あふれるシャルドネを造る。フレンチオーク (25%新樽) にて11ヶ月、ステンレスタンクにて5ヶ月熟成。

品種:シャルドネ



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オーパスワンの初ヴィンテージ携わった天才醸造家、ポール・ホブス

【2010  Crossbarn – Cabernet Sauvignon Napa Valley】

ポール・ホブスは1978年にナパ・ヴァレーのロバート・モンダヴィ・ワイナリーでワイン・メーカーとしてのキャリアをスタートしました。その後の25年間、彼はモンダヴィ、オーパス・ワン、ソノマ・カウンティにあるシミ・ワイナリーや、また醸造コンサルタントとしてチリやアルゼンチンでその技術と専門知識に磨きをかけました。この間、ポールはヨーロッパの主要ワイン産地を頻繁に訪れ、さらなる技術やアイデアを蓄積しました。ポールは1991年にカリフォルニアにポール・ホブズ・ワイナリーを、1999年にはアルゼンチンにヴィーニャ・コボスを、2000年にはカリフォルニアにクロスバーン・ワイナリーを設立しました

11人兄弟の中で育ったポール・ホブスのブドウ畑に対する強い興味は、1969年ニューヨーク北部地方の彼の家族の農場に初めてブドウが植えられた時に芽生えました。それは彼の父親が、ポールがワイン醸造に携わる仕事をしたいという、強い気持ちに気が付いてまもなくのことで、父は直ぐにポールをそのプロジェクトの責任者にしました。ポールはノートルダム大学に通っている時に初めて世界のワインを経験しました。ある日、ポールはクリスチャン・ブラザースの前ワインメーカーでもあった当時の植物学の教授に、彼が毎週やっているワイン・ティスティング・セミナーに出席するよう勧められました。これがきっかけとなり、一生の仕事となるキャリアの情熱に火がついたのです。

1975年、彼はUCデイヴィス醸造学科の食物学の修士コースに入学しました。ヴェルノン・シングルトン教授の指導の下、オーク樽の熟成について書かれた彼の修士論文はカリフォルニアのプレミアム・ワイン・コミュニティーの人々の相当な注目を浴びました。

ロバート・モンダヴィは直ぐに彼を研究技術者として雇いました。しかし彼のゴールはワインを造ることでしたので、直ぐに技術者用の白衣とセラー係の作業着を交換しました。価値のある実地経験は見習い期間となり、1979年には醸造家へ昇進しました。その後、オーパス・ワン・チームに配属され1981年には醸造担当のヘッドになり、4年間その地位に留まりました

1985年、ポールはソノマの歴史あるシミ・ワイナリーにアシスタント・ワインメーカーとして入社しました。彼に課せられた最初の仕事のひとつに新しいカベルネ・ソーヴィニョンのスタイル造りがありました。醸しや果実を丁寧にやさしく扱う事によりリッチでしなやかなワインを造り、雑誌やワインを買う一般消費者の注目を引きました。1989年には副社長兼ワインメーカーとなり、カリフォルニアのプレミアム・ワイナリーの醸造プログラムを指揮する最初の機会となりました。

彼は他のニューワールド・ワインのポテンシャルに興味を持ち、1988年にチリとアルゼンチンのワイン産地を巡り、そこでニコラス・カンテーナに出会いました。カンテーナは翌年の1989年にポールをメンドーサに招待し、アルゼンチン最初のワールド・クラス・シャルドネを造る新しいプロジェクトの担当をお願いしました。否応なしのチャレンジであったこの経験は、ポールにとって独立をする触媒となりました。

1991年、何人かのパートナーと共に、彼はポール・ホブス・ワイナリーを設立しました。このワイナリーは少量生産で手工芸的ワイン、ナパ・ヴァレーとソノマ・マウンテン、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのシングル・ヴィンヤード・ワインを専門とするワイナリーです。ロシアン・リヴァー・ヴァレーには14エーカーのピノ・ノワールの自社畑リンゼイがあります。リンゼイ・ヴィンヤードでのワイナリー建設は2003年の収穫までに終了し、2006年の夏にはプライヴェート・ゲストハウスが完成しました。

1999年、ポールはパートナーであるアンドレア・マルキオリとルイス・バロードと共にアルゼンチンのメンドーサにヴィーニャ・コボス・ワイナリーを設立しました。このワイナリーではオールド・ヴァインで高く評価されているマルキオリ・ヴィンヤードのウルトラ・プレミアム・ワインを造ることを目的としています。ヴィーニャ・コボスの多くのワインは100%マルベックから造られるワインで、このマルベックはメンドーサ川流域の岩の多い水捌けの良い土壌で育ち、果実は驚くほど純粋な個性を表現しています。ヴィーニャ・コボスのデビューであった1999年コボス・マルベックは、国際的なワイン・コミュニティーの注目を引き起こし、その後も続くヴィーニャ・コボスのワールド・クラス・ワインの舞台を作り上げました。

2000年には小ロットのカベルネ・ソーヴィニョンからクロスバーンのブランドを立ち上げ、現在ではソノマに醸造設備を建設しクロスバーン・ワイナリーとして、若きワインメーカー、スコット・モリソンと共にシャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョンを造っています。

ポールはナパ、ソノマ、アルゼンチン、チリ、ハンガリーの技巧的ワイナリーのコンサルティング・ワインメーカーとしても活躍しています。

2000年12月、「Connoisseurs’Guide to California Wine(コノサーズ・ガイド・トゥ・カリフォルニア・ワイン)」において「Winemaker of the year」に選ばれました。2004年には「The Quarterly Review of Wines(ザ・クオータリー・レヴュー・オブ・ワインズ)」に於いて「Most important winemaker in California(カリフォルニアの最も重要なワインメーカー)」に選ばれました。ポールの造るカリフォルニアとアルゼンチンのワインは評論家達から最高の称賛を受けています。

【Crossbarn by Paul Hobbs 】
ポールは家族が経営するニューヨーク州の農場で育ちました。自然の中で育った彼のお気に入りの遊び場は農場の真ん中にあった「クロス・バーン(納屋)」でした。土地への愛情や厳しい労働の後に獲る喜び・働く家族への尊敬を学んだ場所でもありました。この思いを環境保全型農法やPaul Hobbs Winery で培われた栽培・醸造技術で表現したのがこのクロスバーン・ワイナリーです。

品種:カベルネ・ソーヴィニョン

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禁酒法廃止後2番目に公式承認されたナパのワイナリー、シャペレ

【2010  Chappellet – Cervantes Mountain Cuvee】

シャペレは1933年の禁酒法廃止後、ナパ・ヴァレーで2番目に公式承認された由緒ある家族経営のワイナリーです。1967年の設立以来、シャペレ・ファミリーによって40年以上に亘り、受け継がれてきました。
創設者ドン&モリー・シャペレは、ブドウを植える土地を探しにロサンゼルスからナパ・ヴァレーを訪れた際、伝説の醸造家アンドレ・チェリチェフから「質のよいワインを造りたいなら、ブドウは丘陵地に植えること」と助言を受け、そのアドバイスに適する場所を探します。1967年、ドンとモリーは、プリチャード・ヒルの地主で産地名の由来ともなるチャールズ・プリチャード氏と出会い、土地を譲り受けます。そしてプリチャード・ヒルの地で初めてワイン造りを始めました。今日では、2世代目がワイナリーの指揮を執り、ファミリーのスピリットを受け継ぎ、シャペレの名声を守り続けています。

【プリチャード・ヒルとシャペレの畑】
プリチャード・ヒルはラザフォードの東、128号線セージ・キャニオンロードを東へ上りつめた、ヘネシー湖を見下ろす小高い丘にあります。ヴァレー低地より30m高い、標高240-540mに位置し、一帯には岩だらけの水はけのよい火山性土壌が広がります。シャペレの自社畑はプリチャード・ヒルの北⻄と南⻄向き斜面にあり、40haの畑にカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルロ、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルド、白品種はシュナン・ブラ ンが栽培されています。ブドウ栽培歴25年のキャリアをもつヴィンヤード・マネージャー、デイヴィッド・ピリオの指導のもと、シャペレでは有機農法を取り入れ、カバークロップや堆肥を畑に撒くなどして、土中の栄養分のバランスをとっています。 2012年、シャペレの自社畑はカリフォルニア州有機栽培農家 (CCOF: California Certified Organic Farmers)の認定を受けました。またワイナリーには大型太陽光パネルを設置し、自然エネルギーによって電力をまかなっています。

【醸造家フィリップ・タイタス】
醸造家フィリップ・タイタスは、UCデイヴィス校で栽培・醸造学を修めた後、ボルドーとブルゴーニュへ渡って経験を積み、1981年からアシスタント・ワインメーカーとしてシャペレに加わりました。その後一時期、シャペレを離れて他のワイナリーへ移りましたが、1990年、チーフ・ワインメーカーとして再びシャペレに戻り、現在アシスタント・ワインメーカーであるダニエル・ドッチャーとともに、さらなるクオリティの向上を追求しています。

【Cervantes Mountain Cuvee】
自社畑のプリチャード・ヒルと近隣のステージ・コーチのブドウをブレンドして造られるボルドー・レッドブレンド。

品種:メルロ / カベルネ・ソーヴィニヨン / プティヴェルド / マルベック / カベルネ・フラン

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