有名メゾンやジャック・セロスに比肩する実力派RM、ロジェ・プイヨン

【NV  Roger Pouillon – Cuvee de Reserve Brut】

マルイユ・シュール・アイ Mareuil sur Ayに本拠を置き,代々ブドウ栽培を続けてきたプイヨン家は,1947年に当時の当主ロジェ・プイヨン Roger Pouillonが元詰めシャンパーニュの醸造を開始。その後,1965年にロジェの息子のジェームス James,1998年に孫のファブリス Fabriceがドメーヌを継承した3世代60年にわたり続くマルイユ・シュール・アイ村きっての名門RM(レコルタン・マニピュラン)だ。 ドメーヌが所有する畑は7ヘクタール。メニル・シュール・オジェ Mesnil sur Oger,アイ Ayを含む7つの村に点在している。

ランス大学でブドウ栽培・醸造の免状を取得した後,ソーテルヌ,そしてシャサーニュ・モンラッシェの著名ドメーヌで働いた経験を持つ現当主のファブリスは,既成概念に囚われない自由な発想で新時代に相応しいシャンパーニュ造りに専心している。その1つが,単一区画,単一品種,単一収穫年,さらにブドウ果汁のみのティラージュとドザージュで造られる“2Xoz=ドゥ・フォワ・オズ(現シュマン・デュ・ボワ)”だ。また,一部の区画にバイオダイナミック農法を導入し,一躍,メディアの脚光を集めるようになった。『ワイン・スペクテーター 2007年1月15日号』が行った300本に及ぶシャンパーニュのテイスティングでは,サロンの1996年物,ドンペリ・ロゼの1995年物を凌駕するポイントを獲得,新進気鋭の若手RMとして,顔写真入りで大きく紹介されたのを皮切りに,『ル・クラスマン 2007年版(現メイユール・ヴァン・ド・フランス)』では,《新世代の個性的なシャンパーニュの造り手》として,特にドメーヌのフラッグシップであるマルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュの“ナチュール・ド・マルイユ Nature de Mareuil”(現レ・ブランシアン)がジャック・セロスのヴァージョン・オリジナルと同じ点数を獲得し,高く評価された。その他,辛口評価で知られるステファン・タンザー主宰の『インターナショナル・ワイン・セラー』もドメーヌのシャンパーニュに軒並み90点以上を与え,世界で造られるスパークリング・ワインに的を絞った唯一のフランス語の評価誌『ギド・デ・シャンパーニュ・エ・デ・ゾートル・ビュル 2012年版』で,《2012年 最も心に残る10のシャンパーニュ》の1つに選出された。さらに,『ゴーミヨ ギド・デ・シャンパーニュ2014年版』では,2Xozが19/20点&ク・ド・クールを獲得。これは,ボランジェ(グランダネ),サロン,ジャック・セロス(イニシアル)と同点という快挙だ。有名メゾンやジャック・セロスに比肩する実力派RMと言える

【栽培】
ドメーヌはグラン・クリュのメニル・シュール・オジェ Mesnil-sur-Oger,アイ Ay,プルミエ・クリュのマルイユ・シュール・アイ Mareuil sur Ay,トキシエール Tauxieres,ミュティニー Mutigny,そしてエペルネー Epernayとフェスティニー Festignyの7つの村にトータルで7haの畑を所有している。栽培ブドウの比率は,ピノ・ノワール43%,シャルドネ40%,ピノ・ムニエ17%。平均樹齢が35年に達しており,ほとんどのブドウが非常に高い成熟度を持っている。ドメーヌでは長年にわたりすべての畑で厳格なリュット・レゾネを実施。自然対比やコンフュージョン・セクシュエル(ホルモン・カプセルによる害虫の繁殖防止),バクテリアをベースにした有機殺虫剤の使用など,限りなく有機農法に近い方法で自然環境に配慮したブドウ栽培を行っている。畑は耕耘を行い,ワインの味わいに最上のテロワールが表現されるように努めている。また,一部の区画にバイオダイナミック農法を導入し,畑での有機的アプローチを進化させている

2012年からはエキュイユ Ecueilに所有する“レ・ガレンヌ Les Garennes”という区画で古代品種の1つであるピノ・グリの栽培に着手した。レ・ガレンヌは砂質土壌で水はけが非常に良く,北-北西向きのなだらかな丘陵の下部に位置しており,ブドウの成熟にうってつけの区画。

【醸造】
手摘みで収穫したブドウは厳格に選別され,4,000kgの垂直式圧搾機でプレスを行う。発酵は容量850ヘクトリットルのホウロウのタンク(一部はオークの大樽)で行われるその後,シュール・リーの状態で,バトナージュを行わずに熟成させながらマロラクティック発酵を完全に行う。マロラクティック発酵終了後,澱引きしてさらに7ヶ月熟成させて,リキュール(蔗糖)を添加し,瓶内二次発酵に移る。“レ・ブランシアン(ナチュール・ド・マルイユ)”は,ブルゴーニュと同じ容量228リットルのバリック(小樽)で発酵を行い,引き続きバリックで定期的にバトナージュを行いながらマロラクティック発酵と熟成を行う。リキュール(蔗糖)を添加する前の熟成期間は10ヶ月。瓶内熟成は丘陵に位置するドメーヌのカーヴの19世紀に掘られた地下15メートルの摂氏10度に保たれたチョーク質土壌の天然セラーで静かにゆっくりと行われる。熟成期間はノン・ヴィンテージで2-3年,ミレジメ物で8年

【Cuvee de Reserve Brut】
マルイユ・シュール・アイ,ミュティニー,エペルネー,フェスティニー産のブドウ。90%は温度管理機能付のホウロウのタンクで,10%は大樽で発酵。リザーヴ・ワインの比率は20%。瓶内熟成期間30ヶ月。ドザージュは7グラム。

品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ10%

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