2009 エシェゾー エマニュエル・ルジェ

【2009 Echezeaux – Emmanuel Rouget】

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40ha近い畑が均質でないのはあきらか。エシェゾーを構成する様々なテロワールの間には明らかな差異がある。北部と南部の差もあるが、もっとも顕著なのが斜面上部と下部の差で、上部では硬い岩の上に薄い土壌がのっているのだが、下部では粘土が多く含まれる肥沃な土壌になっている。

11のリュー・ディ(小区画)は以下の通り。

⇒「Les Beaux Monts Bas」(レ・ボー・モン・バ) 1.27ha
この畑のほとんどは1級畑に格付けされているが、レ・ロアショスとレ・クリュオの上方にあるほんのわずかな土地は特級畑に含められている。

⇒「Les Champs Traversins」(レ・シャン・トラヴェルサン) 3.59ha
斜面やや上方にあって石灰岩と砂が混じったレ・シャン・トラヴェルサンからは、軽く繊細なエシェゾーが産まれる。最大の所有者はA.ビショー(ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン)で、デュジャックが続く。J.カシュー、A.F.グロ、F.ラマルシュ、コント・リジェ・ベレールもわずかだが所有畑を持つ。

⇒「Clos St-Denis」(クロ・サン・ドニ) 1.80ha
モレ・サン・ドニにある特級畑と混同してはならない。ただ、名前の由来が同じなのは明らかで、ともにかつて聖ドニの参事会の所有だったからである。南北の端を接しているのはヴォーヌ・ロマネ・レ・スショの下部とエシェゾー小区画のレ・トゥルーで、あまり理想的な位置ではない。所有者はF.ラマルシュ、H.ジャイエ / E.ルジェ、DRC、フォレなどである。

⇒「Les Cruots / Vignes Blanches」(レ・クリュオ / ヴィーニュ・ブランシュ) 3.29ha
2つの名前は白亜が多く含まれていることを意味しており、この畑には以前白ブドウが植わっていた。表土はとても痩せていて小石が大量に含まれている。アンリ・ジャイエがこの区画のブドウを熱烈に愛していたことで知られている。生産者にはR.アルヌー(現在はアルヌー・ラショー)、J.カシュー、J.グリヴォ、F.ラマルシュ、コント・リジェ・ベレール、H.ジャイエ / E.ルジェなどである。

⇒「Echezeaux du Dessus」(エシェゾー・デュ・ドゥス) 3.55ha
特級エシェゾーの心臓部にあたる区画で、グラン・エシェゾーのすぐ上に位置し、レ・クリュオ、レ・ロアショスといった優れた区画と同じくらいの標高にある。生産者はR.アルヌー(現在はアルヌー・ラショー)、ジャン・マルク・ミヨ、ジャイエ・ジル、モンジャール・ミュニュレ、ドメーヌ・デ・ペルドリ、セシル・トランブレなどがいる。

⇒「Les Loachausses」(レ・ロアショス) 2.49ha
名前は「水はけの悪い土地」という意味で、特級にふさわしいかは疑問もある。とはいえ、この区画は高く評価されるエシェゾー・デュ・ドゥスとレ・クリュオに挟まれている。グロ家の人々がこの区画を所有している。
(※)グロF&Sは、納得できるブドウが出来るまではと2002年のヴィンテージまで20年以上エシェゾーを造っていなかった。2002年からエシェゾーの畑のブドウは3つに分けられ、1つはベルナールがグラン・クリュとして納得いくものをエシェゾーとしてリリース。一つはグラン・クリュとして醸造するが納得いかなかったものは格下げしてヴォーヌ・ロマネ・1級としてリリース。それ以外は全てヴォーヌ・ロマネにブレンドして使われている。

⇒「En Orveaux」(アン・オルヴォー) 5.03ha
オルヴォーの下部は特級畑、残りはヴォーヌ・ロマネの1級畑に格付けされている。岩の上にのっている表土がほとんどないため、骨格のしっかりしたミネラルに富むワインを産み出す。所有者はJ.Y.ビゾ、クリスチャン・クレルジュ、コカール・ロワゾン・フルーロ、ドメーヌ・デュージェニー、フェヴレなど。

⇒「Les Poulailleres」(レ・プレレール) 5.21ha
エシェゾーの畑の中では優れた立地の一つとして広く認められており、グラン・エシェゾーのすぐ上に位置する。この区画のほとんどがDRCの所有であることも、その評判の一つである。表土が薄いため、暑く雨の少ないヴィンテージには苦労を強いられるが、冷涼な年にはグラン・エシェゾーより早く熟す。

⇒「Les Quartiers de Nuits」(レ・カルティエ・ド・ニュイ) 1.13ha
エシェゾーの最下部にあり、土壌は比較的肥沃である。そのためこの小区画の大半はヴォーヌ・ロマネ村名格で、北東の角だけが特級畑に格付けされている。格付け両者のワインに差はあるのだが、何が原因なのかは判然としない。生産者はJ.カシュー、ジョルジュ・ミュニュレ・ジブール、ドメーヌ・デ・ペルドリ、ファブリス・ヴィゴなど。

⇒「Les Rouges du Bas」(レ・ルージュ・デュ・バ) 4.00ha
この小区画はエシェゾー・デュ・ドゥスのすぐ上から斜面を登るように伸びており、レ・ボーモンの1級畑部分と隣接している。土の下に横たわるのは分厚いプレモー石灰岩で、表土がほとんどない。そのためエレガントでミネラルに富んだエシェゾーを生む。生産者はメオ・カミュゼ、モンジャール・ミュニュレ、ジョルジュ・ミュニュレ・ジブール、ダニエル・リオンなど。

⇒「Les Treux」(レ・トゥルー) 4.90ha
特級水準に満ちているかに疑問を感じる人もいる区画ではある。グラン・エシェゾーの南隣であるものの、隣人のような高貴さは備わっていない。土壌は比較的深く、水分含有量も多めである。生産者はモンジャール・ミュニュレ、エマニュエル・ルジェ、コンフュロン・コトディド、ミシェル・ノエラなど。

>> エマニュエル・ルジェについて


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