芳醇で力強く、かつ気品のあるピノ・ノワール、アルヌー

《生産本数の約8割がフランス国内で消費される家族経営のドメーヌ》
現当主のパスカル氏の祖父によって1950年に設立されたドメーヌ・アルヌー。
生産本数の約8割がフランス国内で消費されることから世界的な知名度はありませんが、近年品質向上と相まって評価を高めてきている造り手です。
世代が変わるごとに徐々に畑を拡充し、現在はショレイ・レ・ボーヌやサヴィニー・レ・ボーヌなどを中心に20haあまりを所有。
2008年からはパスカル氏が全面的にワイン造りを担当するようになり、収量のコントロールやヴィンテージ特徴に合わせた醸造など品質改善の努力を続けています。

《ピノ・ノワールに真っ直ぐ向き合う造り手》
1990年代にLycee Viticole de Beaune(ボーヌ醸造学校)にて学び、その後叔父の元で働き始めました。そこで高品質なワイン造りにおいて非常に大切な畑仕事を学び、その後醸造面でも経験を積みました。
パスカル氏はブルゴーニュに生きる造り手としてテロワールに大きな敬意を払っています。
どんなアペラシオンであれ、ワインはPinoter(Pinot Noirの個性をもつ)」であるべし、とし、ワインが若い時は赤果実の複雑さと繊細さを持ち合わせていること、熟成するとともに獣等の香りが出てくることが大切と考えています。

《低収量・リュットレゾネを実践。芳醇で力強いスタイル》
2008年からワイン造りを任されたパスカル氏はまずブドウ樹の栽培方法について改革を行います。特に収量をコントロールすることから始め、さらに農薬を極力使わないリュット・レゾネへと栽培方法を変えていきました。
また、以前は収穫ではスクリューのついた大箱に収穫したブドウをいれ運んでいましたが、その方法では果汁やペクチンなどが途中で失われてしまうことがありました。現在では小さな容器にブドウを入れてワイナリーへ運び、随時発酵タンクへ移し替える方法に切り替えました。この方法により、ブドウの実はつぶれず、綺麗な実のままタンクに運ぶことができます。
また醗酵期間については、ブドウの質、ヴィンテージ、アペラシオンによってそれぞれ変えています。