シャンパーニュの次世代を担うブティックRMの醸造家、ベレッシュ

モンターニュ・ド・ランスで一番標高の高い1級リュード村にて、1847年より続く家業を継いだ5代目ラファエル・ベレッシュは、新世代の象徴的な醸造家です。伝統の長所を守りながらも新しい流れを取り入れる、柔軟な感性を持つラファエルは、世代、産地を超えた志の高い生産者と多くの交流を持ち、影響を受けています。

グラン・クリュは所有していないものの、所有している9.5haで拘りあるワイン造りを行っています。テロワールを反映する為に区画毎に小樽にて発酵・熟成を行い、更に大樽(600ℓ樽)で熟成。ブドウが持つフレッシュな酸を活かす様に全てのキュヴェでマロラクティック発酵を行わないなど、徹底してその拘りを貫いています。「ブティックRMシャンパーニュ」と呼ばれる所以です。

一般的には、培養酵母にて一週間程度で終わらせるアルコール発酵を天然酵母で1~1.5ヶ月かけてじっくり香りを引き出し、澱と共に長いリー・コンタクトを行い、ベースとなるワインをしっかりと造る事に注力しています。畑においては、2004年より全てビオロジック(一部ビオディナミ)にて規定よりはるかに低い収量に留めています。伝統的にベレッシュでは、樽を用いており、ブドウのポテンシャルを見極めながら、ボランジェと同じ職人による樽や、DRCの中古樽などを使い分けています。次世代を担う若手醸造家として、現在最も注目されている一人。仕上がりのワインは、いずれも低いドサージュを施され、深い味わいを持つ、ヴァン・ド・シャンパーニュです。