シャンパーニュ全域で唯一継ぎ木をしていない自根のシャルドネ、タルラン

【2002 Tarlant – La Vigne d’Antan Brut Nature】

1687年にぶどう栽培を始め、 1928年にはいち早く元詰めを開始し現在まで途絶える事なく家族経営にて継承されている歴史あるドメーヌでレコルタン・マニピュランの先駆者として名高いタルラン家。ドメーヌはエペルネからマルヌ河に沿って西へ14kmほど進んだウイィ村の高台に所在し、合計14ha所有する畑はヴァレ・ド・ラ・マルヌ4つの村に跨り、55区画に細分し、土壌別や品種毎などに分けて細やかな醸造を行っている。
栽培は環境保全とテロワール第一の考えを元に厳格なリュット・レゾネを実践し土をしっかりと耕す事により根を地中深く這わせる事に注力。「醸造の70%が圧搾にかかっている」と細心の注意を払いコカール社最新のプレス機を用いて圧搾し、天然酵母発酵を行う。全生産の7割以上がノン・ドゼ、全てのキュヴェがマロラクティック発酵を行わず、発酵・熟成、ヴァン・ド・レゼルヴには樽を多く用いてリリースまでに長い瓶熟成を慣行。

現在栽培醸造の指揮をとるタルラン家12代目で1976年生まれのブノワ・タルランは自然と融合したテロワールを反映したワイン造りを目指し、その才覚と親しみやすい人柄からも、シャンパーニュの次世代を牽引する人物として多くの同業生産者に慕われている。 父親の代に始めたドザージュなしの極辛口シャンパーニュのブリュット・ゼロ、小樽発酵・熟成を導入したキュヴェ・ルイという先鋭的精神を引き継いだブノワは、接ぎ木なしのキュヴェ、ヴィーニュ・ダンタン、ピノ・ムニエ100%のヴィーニュ・ドール、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエの古代品種混植キュヴェ、BAM!等、留まることなく果敢に新しい事にチャレンジし続けている現在注目の生産者。


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ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

【2014 Chambolle Musigny – Comte Georges de Vogue】

ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。
10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。

ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。
現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。

ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。
ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。
しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。
また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。
特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。

ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。
当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。
伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。

ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。
10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。
レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。

《Chambolle Musigny》
先代のヴォギュエ伯爵はドメーヌがプルミエ・クリュより下のワインを造ることを許さず、村名シャンボール・ミュジニーが加わったのは伯爵の没後。しかもこの村名にはおよそ10%、1級畑ボードとフュエのブドウが含まれる。赤い果実の風味に凛としたミネラルが、一直線に舌から脳へと突き抜ける。グラン・クリュやレ・ザムルーズばかりでなく、この村名シャンボールもテロワールを忠実に表現している。


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コストパフォーマンスに優れ、高い品質を誇るヴェネトの新星、サンアントニオ

【2014 Valpolicella Superiore Nanfre – Tenuta Sant’Antonio】

ヴェネト州の生産者協同組合の創立者であった、アントニオ・カスタニェーディ氏。1989年、かねてからこの地域のぶどう作りに精通していた氏が、現在のワイナリーを購入したときから「テヌータ・サンアントニオ」の歴史は始まります。
1990年から5年間は研究を重ね、1997年から販売、さらに1999年以降は新しい醸造所を落成、そこでも醸造を行っています。そして現在、2代目である4兄弟全員がそれぞれの分野でワイナリーを支え、さらに進化させています。
彼らの造り出すワインはコストパフォーマンスに優れ、品質が高く、世界的な人気となっています。

1963年生まれの長男・アルマンドを始め、ティッツィアーノ、パオロ、そして1972年生まれの四男・マッシモ4兄弟。
アルマンドはマーケティングを、パオロが醸造を、ティッツィアーノとマッシモが栽培をと、それぞれ役割を分担し、兄弟一丸となってワイン造りを行っている。今でこそ担当が異なっているが、20年程前まで兄弟一緒に畑仕事をしており、その時にお互いに対する信頼感を築くことが出来たという。

ワイン造りの信念はとても明快です。そのポリシーは以下の3点。
① お客様第一主義
② 美味しいワインを造る
③ 品質が高くコストパフォーマンスに優れたワイン
常に自分達のワインを飲んでくれる消費者のことを第一に考えており、そのことがワイン造りにも現れています。

理想とするワインのスタイルについて聞いてみると、
① 上品なワイン
② 果実味豊かなワイン
③ 陰干ししたワインには、酸がしっかりしたワイン
(陰干ししたワインにはややもすると酸がぼやけてしまうケースがある)
地域の個性を表現したワイン造りをしているといえます。

栽培の責任者であるティツィアーノとマッシモの2人がそれぞれの畑の特徴を把握し、最適なタイミングで収穫しています。
収獲は元々1回で済ませていたものを、経験により2回、必要ならば3回、と行い最良のブドウを得ている。ここで問われるのは、収獲のタイミング。どんなに回数を分けてもタイミングを誤ればマイナスの効果をもたらしかねない。しかし、テヌータ・サンアントニオではこの難しいタイミングを見分け、より繊細なワイン造りを実現している。この収獲のタイミングのすばらしさというのは、当社のソアーヴェを飲んだら一目瞭然!フレッシュでありながらも余韻の長さを残す。これは、この収獲が効果的に行われている結果。

テヌータ・サンアントニオの畑は、モンティ・ガルビ地区(=ヴェネト語で「やせた土地」の意)とモンテ・チェリアーニ地区の2ヵ所にある。このやせた土地と呼ばれるモンティ・ガルビ地区はチョーク質で、水捌けが良く、良質のブドウが採れる。一方のモンテ・チェリアーニ地区は、粘土が豊富でガルビよりも肥沃な土壌。ワインのタイプにあわせてそれぞれ使い分けている。
例えば、通常ヴァルポリッチェラとアマローネは、ブドウの品質や樹齢でヴァルポリッチェラに使うのか、それともアマローネに回すのか、を分けている。しかし、サンアントニオは異なり、畑で使い分けている。その為、どちらの銘柄も品質のよいワインの醸造が可能になり、他社とは一線を画す、ワイナリーの個性ある、高い品質のワインが出来上がるのです。

ブドウ栽培は設立以前から行っているので、この地域での栽培に対する豊富な知識と経験を持っている、しかし何より、4兄弟が力を合わせ、消費者の立場に立ったワイン造りに対する熱意が、結果としてワインに表れ、今や世界中で評価される生産者となった。
「お客様第一」をスローガンに、効率的なワイン造りを行っていること。そのためには惜しみのない努力と投資を行う。例えば、最新の温度管理を行う最新のコンピューターとステンレス・タンクを一気に入れ替えを行ったが、実に65万ユーロの投資となった。
彼ら自身は慎ましく倹約家で、2007年に当社社員が訪問した時などは、ミラーが折れたボロボロの車を使用していた。聞いたところ10年以上前に中古で購入した車で、購入当時は4万kmしか走っていなかったのに、何と22万kmまでメーターが回り、さすがにとうとう新しい社用車を購入したというエピソードを聞いた。ただし新車を購入する時も4人で会議を開いたほど。とにかくワイン造りに少しでも資金を廻すことを常に念頭においている。

彼らの栽培・醸造におけるこだわりは徹底しています。「畑の使い分け」「収穫」「アマローネの醸造技術の応用」「ブドウの陰干し」…と、数え上げればきりがないほど。古い慣習にとらわれない、新しい手法・技術への挑戦は、彼らが父からワイナリーを引き継いだ時から始まりました。
長年組合で培われたノウハウと家族経営の強みを生かした素晴らしいクオリティのワインを造り出す彼らは、「ヴェネトの伝統を進化させた新しい造り手」として熱い注目を浴び、またたく間に「あまたある協同組合のブドウ生産者の1つ」から「ヴェネト州のトップ・ワイナリーの1つ」にまで成長。近年ではイタリア国内はもとより、ドイツやスイスなど世界各国の市場でもその人気は高まってきています。
醸造のいたるところで生かされるアマローネの醸造法により、他にはない味わいが引き出された彼らのワインは、評価誌各誌でも毎年高評価を獲得しています。


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