年々艶っぽくなるシャンボール・ミュジニー、アンリ・フェレティグ

【2011  Chambolle Musigny – Henri Felettig】

北部イタリアからの移民だったアンリは、地元シャンボールの娘と結婚し、1969年にドメーヌを設立したが2003年に引退しています。ミシェル・モドから畑を賃借することでドメーヌは広がり、現在はジルベールが後を継いでいます。

ブルゴーニュの有力ワインガイド、「ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス 2010」にて「このワイナリーをこうしてガイドに取り上げたのうはワイナリーの畑での仕事や醸造も含め、品質が明らかに目に見えるように向上していると感じたからである。もう少し繊細さが加わると、このワイナリーはシャンボル・ミュジニーの中でもトップクラスのワイナリーに値する可能性もあると言えよう」と絶賛!
品質向上を目指して畑、醸造共に改善を繰り返しています。そしてそれが味わいにも表れており、今後の躍進が大きく期待できる生産者です。

【Chambolle Musigny】
オーク樽熟成 14カ月(新樽比率 30%)、ステンレスタンク熟成 1カ月、平均樹齢35年。

品種:ピノ・ノワール

IMG_1043 CHAMBOLLE-MUSIGNY
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東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
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本質的な矛盾と苦悩を抱えたブルゴーニュ、ドニ・モルテ

【1996  Gevrey Chambertin En Motrot – Denis Mortet】

1991年ドメーヌ・シャルル・モルテは、息子のドゥニ・モルテ(兄)とティエリー・モルテ(弟)に分割されます。ドゥニ・モルテは自身のドメーヌを始めると同時に賞賛を集め、一躍トップの造り手たちの仲間入りを果たします
しかし、彼の仕事には本質的な矛盾があったと言われています。フィネスのあるスタイリッシュなワインを造りたいと切望していたにもかかわらず、畑とセラーでの仕事から生み出されるワインは、重量感と豪華さをもったゴージャスなワインへと向かっていきました。ワイン造りに打ち込めば打ち込むほど、彼の理想からは離れていく。衝撃的な悲報は、人知れず抱えたそんな苦悩があったからかもしれません。現在は息子のアルノー氏がドメーヌを継いでいますが、ドゥニ・モルテ氏のワインは2005年が最後のヴィンテージとなってしまいました。

今日、ドメーヌを運営するのは故ドゥニ・モルテの長男アルノー・モルテ。2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなった。専門学校を中退し、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いている。

ドメーヌ・ルフレーヴで研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったため。ルフレーヴで働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したという。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられている

ドゥニ時代のドメーヌのワインは、いかにもジュヴレ・シャンベルタンらしい、強い抽出と凝縮感をもつワインであった。しかし、息子のアルノーは、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったという。

【醸造】
醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使う。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成だったが、現在は村名ジュヴレ・シャンベルタンで60〜70%まで下げている。熟成期間は18ヶ月。

かつて5つの区画名入りジュヴレ・シャンベルタンを造っていたドゥニ・モルテだが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理した。
アン・マトロとオー・ヴェレを中心とするノーマルの村名ジュヴレ・シャンベルタン。
コンブ・デュ・デゥシュとアン・ドゥレを中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。
それに1級シャンポーに隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、アン・シャンのみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」だ。

アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。また、アルノーはマルサネやフィサンなどコート・ド・ニュイ北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。ジュヴレ・シャンベルタンに比べてその6割程度の価格で入手可能なマルサネやフィサンは、じつにお値打ちなワインである。

【Gevrey Chambertin En Motrot】
ドゥニ氏の時代、ACジュヴレ・シャンベルタンのキュヴェ数は毎年増減しており、アン・モトロも毎年リリースされているわけではありませんでした。

品種:ピノ・ノワール

IMG_0959GEVREY-CHAMBERTIN
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ムルソーを継承するコシュ・デュリの甥、ジャン・フィリップ・フィシェ

【2009  Meursault – Jean Philippe Fiechet】

かのコシュ・デュリーの甥にあたり、コシュ・デュリー同様ムルソーに本拠を置く次世代ムルソーの牽引者。ワイン造りの歴史は祖父の代よりスタート。分益耕作でドメーヌの基となるワイナリーを設立。造ったワインをネゴシアンへ売却する父と意見を相違し、自身でドメーヌを興したフィシェ氏だが、造りは父より教わった伝統的なスタイルを継承する。畑はボワイヨ家との分益耕作を父より引継ぎ、その後分益耕作を順調に追加していくが、91年には殆どの契約が切れてしまう。しかし氏の情熱は衰えず、92年にはモンテリーやムルソーに2haの畑を入手。その後着実に畑を獲得し、父の引退と共にピュリニー、ムルソー、ACブルゴーニュの区画も得た。81年に21歳の若さで独立したフィシェ氏だが、現在では新しい醸造所も造り、更なる品質向上に努める。シュール・リー状態で長期間熟成させ、厚みのある酒質にミネラルや酸が綺麗に出るスタイル。ムルソーのテロワールをきっちりと表現したスタイルを身上とする。

【Meursault】
樽醗酵。約1年間シュール・リーにて熟成。ナルヴォーやリモザンなどのブレンド。

品種:シャルドネ

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