ジヴリに現れた、今後の躍進に期待がかかる注目の若手、マッス

【2015 Givry Le Creuzot Monopole – Masse】
現当主のファブリス・マッス氏で4代目。ドメーヌはジヴリの奥にあるバリゼイという村に位置し、AOCジヴリとAOCブルゴーニュを生産しています。ジヴリというマイナーな産地の生産者であることと、近年まで自社瓶詰めの割合が低かったこともあり、ほとんど知られていませんでしたが、優秀な若手生産者としてトロフィーを獲得したり、フランスのワイン評価誌でもそのコストパフォーマンスが高く評価されたりと、ファブリスの代になってから評価は急上昇中。フランスのソムリエも注目している生産者です。ワインのスタイルは、果実味重視で柔らかなタイプ。除梗は100%行い、ピジャージュはせずに醸造されます。品質と価格のバランスが非常にいいワインを生産している、今後の活躍が期待できるドメーヌです。

品種:ピノ・ノワール


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東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
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ルロワのワイン造りを理想とし、濃厚から繊細 で伸びのあるワインに進化、フレデリック・マニャン

【2012 Morey-St.-Denis Coeur D’Argile – Frederic Magnien】

ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。
1 代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を 絶賛している。 『昔のヴィニュロン以上に畑で働く。だから彼はいつも日焼けしている。一時期悩んでいたようだが今は焦点が定まったね。ワインを飲めば解る』
「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人で30年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化していきたい』 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。
土壌の表現に拘る「フレデリック」。100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェ―ル(鉄)」。石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 『ヴィラージュ・ワインを造る時、村の個性以上に各畑の土壌の個性が勝ることがある。それならばその事実を表記するべきだと思った』
畑を選ぶ時に土壌と樹齢を最も重視している。
『ヴィラージュ・ワインでも最低40年の樹齢が条件。土壌の個性を表現するにはある程度根を伸ばす必要もあるし、樹勢を落とし、樹中の水分量を減らさなければならない』
10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法に従った栽培や醸造を行ってきた。最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。
『D.R.C よりルロワが好きだ。1点の汚れもない完璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても伸びやかで定規で測れないワインが好き』 通常、春に葡萄房が形成され始めるとツルの先端を切り落とし、ツルを伸ばす為に使う養分を葡萄房に使わせるようにする。葡萄の生育を促す栽培法でほぼ全ての造り手が導入している。 『春の摘芯もやめた。養分の分配は葡萄樹が自分でやる。人間がやるべきではないし、ツルを切られることのストレスの方が大きい』 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。

日本に初めて「フレデリック」のワインが紹介されたのは「バレル・セレクション」という手法だった。インポーターが樽買いし日本国内で流通させた。
『当時の日本の流行でもあったのか日本は新樽100%しか買わなかった。実際は新樽の比率は当時でも50%以下だった』 日本に最初に紹介された「フレデリック・マニャン」は新樽100%のみだったので彼のワインに今でも樽のイメージを持つ人も多い。
加えて2002年まではノン・フィルターで少し濁っていたし、収穫も今より遅く、今より少し過熟だった。そして、マセラシオンも長かった。ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。通過点だったのかもしれない。『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干凝縮する』 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。『葡萄そのものの個性を出してくれるが、現段階では、単体では複雑味に欠けると判断。バリック熟成のワインとのアッサンブラージュでバランスをとる』 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアンと区別しなくてはいけない。難しい年だった2008をとても上品に仕上げ、それが本物だということを2009年で証明した。今後も楽しみだ』

《Morey-St.-Denis Coeur D’Argile》
国号74 号線沿い、ジュヴレ村寄りのLes Herbuottes, Les Chenevery, Clos Solon 等の10区画。粘土を意味するArgileの名の通り、粘土質を多く含む土壌で凝縮した力強い葡萄を産む。標高250m。平均樹齢は35年。収量は45hl/ha に制限。除梗後5日間のマセラシオン。自然酵母で発酵。13ヶ月の樽熟成。


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ヴォーヌ・ロマネで最も力強い個性、ジェローム・シェゾー

【2014 Vosne Romanee – Jerome Chezeaux】

『ヴォーヌ・ロマネ』で最も力強い個性』
強い個性を持つジェローム・シェゾーのヴォーヌ・ロマネ。伝統的醸造法をベースに独自の進化を続ける。100%除梗だからこその完熟果実の美味しさ。父の仕事を受け継ぐ「ジェローム・シェゾー」はボーヌ醸造学校を卒業後、すぐに醸造家である父「ベルナール」の仕事を受け 継ぐこととなった。 『早い世代交代だったが、幼い頃から生活の中にワイン醸造も葡萄栽培もあったのだから僕にとっては普通のこと』
1993 年、「ジェローム・シェゾー」として自身のドメーヌを立ち上げた時「ジェローム」は若干17歳だった。 日本では考えられない。 父親のワイン造りをそのまま継承しながら、徐々に自分の造りたいワインに変化していく。幸運なことに畑はヴォーヌ・ロマネに位置し、高いポテンシャルを持っていた。 『栽培も醸造も理解している。足りないものがあるとしたらそれは経験だった。経験して更に自分のワインが解ってきた』 現在も父「ベルナール」の援助を受けながら共にワイン造りを行っている。
『ブルゴーニュのヴィニュロンにとって最も重要なのは各造り手毎の伝統。そして改革』

醸造所は典型的なブルゴーニュの小規模ドメーヌ。 機材は移し替え用のポンプ程度。昔ながらの醸造所は近代化から取り残されている。
所有畑は11.3ha。醸造所の規模を考えれば広いが一部の葡萄しかドメーヌ・ワインには使われない。 『収穫した葡萄の40%はワインにせずにネゴシアンに販売してしまう。厳選した葡萄のみで自分のワインを造れるのが強み』 畑は主に「ニュイ・サン・ジョルジュ」と「ヴォーヌ・ロマネ」に所有。「ニュイ・サン・ジョルジュ」には約4haのヴィラージュ畑と1級畑「レ・ブード」や「ヴォークラン」など秀逸な1級畑を所有している。 『ヴォーヌ・ロマネのマルコンソールに隣接するレ・ブードはニュイ・サン・ジョルジュでも柔らかくおおらかなワイン。そしてヴォークランは最も男性的でパワフルなワインに仕上がる。対照的な畑』 「ヴォーヌ・ロマネ」ではヴィラージュ畑の他に1級畑でも別格の「レ・ショーム」も所有。 『レ・ショームはマルコンソールとクロ・デ・レアに挟まれた畑で少し冷涼な粘土石灰土壌。エレガントな酒質で長期熟成に向く』

年間約40,000本を造っているが、これは収穫される葡萄の60%程度。収穫された葡萄からの中から厳選した葡萄のみをドメーヌ・ワインに使用する事で、常に高い品質を維持している。
収穫された葡萄は100%除梗。厳しい選果を行い低温浸漬を経て発酵に入る。酵母は自然酵母のみ。 発酵期間は年に夜が約2週間。ルモンタージュではなく、ピジャージュを採用していて基本的には1日1回だが果皮の状態によって変えている。バリックで最低24ヶ月熟成。1/3は新樽 を使用。 「ジェローム・シェゾー」のワインは「ヴォーヌ・ロマネ」らしい太陽を感じさせるおおらかな果実味が特徴的。 甘みがのって気難しさがない。 若いうちから親しみやすく、2~3年の熟成で果実以外の美味しさが出てくる。典型的な「ヴォーヌ・ロマ ネ」ではない、「ジェローム・シェゾー」のワイン。


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