リュリーというアペラシオンを世間に知らしめた生産者、ニノ

【2015 Rully La Barre Blanc – Domaine Ninot】
その起源を1376年にまで遡ることができる古い歴史を持つワイナリー。現当主エレル・ニノ氏の曽祖父である初代ルイ・リゴー氏がフィロキセラの後に植樹し、祖父のルネ・ニノ氏が1940年代頃よりドメーヌを発展させました。ルネ氏はリュリーのアペラシオン組合の組合長を1952年から1966年まで務め、1955年には彼のワインがリュリーで初めてタストヴァンに選ばれ、リュリーというアペラシオンを世間に知らしめたという歴史も持ちます。彼はまたシュヴァリエ・デュ・タストヴァンでもありました。
現当主エレル・ニノ氏が父のピエール・マリー・ニノ氏からワイナリーを引き継いだのは2003年。娘が継いだ後も父は娘とともにワイナリーでの仕事を続けています。彼女はボーヌの醸造学校を出た後、ブラジルに半年、オーストラリアに1年、ワイナリー研修をした後、コマーシャルの勉強や他の地域のワインを学ぶためにトゥール(ロワール)に醸造学校で経験を積みました。醸造方法はブルゴーニュの伝統的なものを基としていますが、ブルゴーニュとは全く異なる品種やテロワールを見てきた経験の中から、良いと思う部分を自らのワイン造りにも活かしています。彼女はそんな自身のワインづくりを『ブルゴーニュの伝統と最新の醸造学との融合(マリアージュ)』と表現しています。
ブドウ栽培ではリュット・レゾネを実践しています。所有する畑の3分の1はプルミエ・クリュです。
彼女は、父の代では割合非常に高かったというバルク販売の比率を縮小し、自社瓶詰めの比率を高めていっています。リリースされている量が今まで少なかったこともあり、試飲会やコンクールにはあまり出展されていませんでしたが、今では『Les meilleurs vins a petits prix』などでも高く評価され、彼女のワインが年々品質向上していることを裏付けています。

品種:シャルドネ


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5世代に渡りワイン造りを営んできた歴史ある家系、フレデリック・マーク・ブーリエ

【2013 Saint-Véran – Chateau de Beauregard】

マコネのワインはシンプルで退屈なワインだと言う人がいます。確かに平坦で焦点の定まらないワインに出会うことも多い。しかし一度プイィ・フュイッセの畑を見れば、この土地の可能性にすぐ気が付くはずです。不規則に入り組んで小さな丘状になった畑が連なり、土壌はアルカリ性が強く粘土の下には石灰岩が豊富に含まれています。

ブーリエ家は5世代に渡りブルゴーニュ南部(マコネ・ボジョレ地区)において、ぶどう畑を所有し、ワイン造りを営んできた歴史ある家系。15世紀よりこの地方にその名を残し“Les Burrier”(レ・ブーリエ)と呼ばれるフュイッセ村から7kmの村にあります。マコネ・ボジョレー地区において広大かつ良質の畑を所有することで知られ、その中にはマコネ地区最高峰のひとつと名高いプイィ・フュイッセ・レ・メネトリエールやラ・マレショード、ボジョレー地区のグラン・クリュとも言える丘の斜面に位置する樹齢80年以上のムーラン・ナヴァン・ラ・サロミンなどの畑も所有しています。

常にマコネ・ボジョレー地区のリーダー的存在として、そこに生きる『テロワールの個性』を引き出すことを目指し、妥協のないぶどう栽培を徹底してきました。その姿勢は現当主フレデリック・マーク・ブーリエにより更に強固なものとなり今のブーリエ家を支えています。

リュット・レゾネを基本とし、農薬の使用を最小限にとどめ、土への風通しと水はけを考えた耕作と、樹が健康に深く、強い根を張るように一年の多くの時間を畑仕事のために費やします。現当主フレデリック・マーク・ブーリエは若くから家業であるワイン造りの道を志し、ディジョン大学醸造学科を卒業、農業技士免許を取得。その翌年にはリヨンの高等商業学校においてマネジメントを学び、1998年ルイ・ジャドに入社のちに輸出部長として、またワイン造りにも参加しながらメゾンの中心的存在として活躍し、その後1999年、父ジャック・ブーリエより家業を受け継ぎ当主となりました

またAOCプイィ・フュイッセの代表を務めるなど、地元生産者からも厚い信頼を得ながら積極的に活動を行っています。特にこの地に戻った後に彼が着手したのは『クリマ(小区画)』の地図の作成今までになく詳しい土壌調査を行い、各クリマの土壌特性が一目で分かる様な詳細な地図を仕上げました
『コート・ドールでの経験の後より“テロワール”という概念を強く持つようになった。まずプイィ・フュイッセの複雑なテロワールをしっかりと認識しなくてはいけない。この土地からはコート・ドールに比類する白ワインを造る事が可能だ』

品種:シャルドネ


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ヴィンテージごとのブレの少ないドメーヌ、トロ・ボー

【2014 Savigny-Les-Beaune – Tollot Beaut】

ショレ・レ・ボーヌは今は県道となった幹線道路D974の東側に位置する小さな村。マルサネと同じく村名アペラシオンは得られても、特級畑はおろか、1級畑すらない。それゆえ隣村のサヴィニー・レ・ボーヌと比べても目立たぬ存在だが、この村には偉大なドメーヌが存在するそれがトロ・ボーだ

合計24haもの畑を、アロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、そしてお膝元のショレ・レ・ボーヌにもち、とりわけコルトンの丘にはコルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトン(コルトン・コンブからなる)の特級畑を有する。

ドメーヌの歴史は19世紀の末まで遡り、1921年にはすでに元詰めを始めていたという。ドメーヌがある通りの名前はリュー・アレクサンドル・トロ。アレクサンドルは現在、ドメーヌを経営する一族の祖先で、ショレ・レ・ボーヌの村長を務めていた。そのアレクサンドルの妻がオーレリー・ボーといい、両家の姓が合わさりトロ・ボーとなっている。
ドメーヌは1990年代までジャック、アラン、フランソワの三兄弟により運営され、今はそれぞれの子供たち、ジャン・ポール(アンヌ・グロの夫)、オリヴィエ、ナタリーの手に委ねられている。

ブドウ畑は施肥をせず、夏季剪定により収量調整。赤ワインの造りは手摘みしたブドウを除梗ののち、コンクリートタンク、またはステンレスタンクを使用して発酵。最初の数日はルモンタージュを行い、その後は日に2回のピジャージュ。樽に移す。新樽率は村名が4分の1、1級が3分の1、特級が50%となるが、パワフルなアロース・コルトンはワンランク引き上げて村名で3分の1、1級で50%である。このドメーヌのコルトン・シャルルマーニュは、東側斜面の頂上、ル・コルトンに植えられたシャルドネからなり、50%の新樽を含み樽発酵、樽熟成だ。

トロ・ボーのワインはどれも果実味豊かでタンニンが丸く、とても洗練されたスタイルで野暮ったさが一切感じられないまたヴィンテージごとのブレも少なく、村名ショレ・レ・ボーヌなどは、定番としてワインリストに常時載せておきたいアイテム。

《Savigny-Les-Beaune》
トロ・ボーの村名畑のワインで、最もエレガントなサヴィニー・レ・ボーヌ。明るめの色調をもち、優しい果実味と清らかな酸味、そしてビロードのように滑らかな喉越し。

品種:ピノ・ノワール


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