ジュブレ・シャンベルタン村における有機栽培のパイオニア的な存在、アラン・ビュルゲ

【2005 Gevrey Chambertin La Justice – Alain Burget】

先代のAlain Burguet / アラン・ビュルゲ氏が1974年に設立したドメーヌ。当時はわずか2.1haの小さなドメーヌとしてスタート。2011年に息子のEric & Jean Luc / エリック&ジャン・リュックの兄弟がドメーヌを引き継ぎ当主となる。91年に逝去した父の遺産となる畑など、設立より除々に畑を買い足し、現在は7haを所有。 先代アランの頃より有機栽培に力を入れ、この村における有機栽培のパイオニア的な存在。認証取得はまだ行われていないが、1977年からリュット・レゾネ、2012年からビオロジック、2013年からビオディナミへ転換した。 その「自然との共存」と言うコンセプトは醸造の過程においても変わらない。限りなく自然に任せる事をモットーとし、最低限の人的介入のみを行っている。ギュイヨ・サンプル、リュット・レゾネ、除草剤、防腐剤等の不使用、有機肥料のみを使用。平均28〜30 hlと言う低収量(最もこれは所有する区画が古樹である為、自然に低収量となる)。しかしながら、これ以上の低収量はブドウ本来の生育バランスを崩すとして行っていない。葡萄は100%除梗し、その後軽く破砕。自然酵母のみでホーローを貼ったコンクリートタンクにて醗酵を行う。補酸と補糖は行わない。また初期段階での温度調節は行わず、自然に醗酵が始まるのを待つ。バラつきがあるために醗酵がゆっくり進み、よりアロマティックなワインとなる。最高温度32度で約2週間〜3週間の醗酵。その際、ルモンタージュは行わず、最低限のピジャージュのみ。その後、アリエ産(Farnçois Frères)の樽にて熟成。アペラシオンにもよるが20〜24ヶ月の熟成。マロラクティック発酵終了後、1回目の澱引き、その後ビン詰め前にもう1回行い、無清澄・無濾過で瓶詰め。

<Jean Luc Burguet / ジャン・リュック・ビュルゲ>
ボーヌの醸造学校にて農業適正資格(CAP)取得、農業適正資格課程(BEPA)修了、農業栽培責任者資格課程(BPREA)修了。カリフォルニアのオー・ボン・クリマとドメーヌ・ドニ・バシュレで醸造過程を学ぶ。1997年からドメーヌに参画。

<Eric Burguet / エリック・ビュルゲ>
ボーヌの醸造学校にて栽培・醸造&マーケティング高等教育課程(BTS)修了。ドメーヌ・アンリ・グージュで醸造過程を、アントナン・ロデでマーケティングをそれぞれ学び、1999年からドメーヌに参画。


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オーストラリア出身の元料理人が設立したナノ・ネゴシアン、マーク・ハイスマ

【2014 Gevrey Chambertin – Mark Haisma】

イギリスを代表するワイン評論家ジャンシス・ロビンソン女史、ロバート・パーカー氏の後継者ニール・マーティン氏、マスター・オブ・ワインのティム・アトキンス氏、ビル・ナンソン氏など、数多くの著名ワイン評論家たちからの賞賛を集めるマーク・ハイスマオーストラリア出身のハイスマは、元々はメルボルン、そしてパリのレストランにて料理人として生活、ワインの世界とは遠い道を歩んでいた。しかし、ワインの世界に魅せられ自身でのワイン造りを決意、母国のヤラ・イエリングにてベイリー・カロダス博士に従事した。

自身のワイナリーを設立すべく、2009年にフランス・ブルゴーニュの地に降立ったハイスマ。ブルゴーニュの畑価格は天文学的数字で、新規ワイナリーが自社畑を所有することは、極めて困難であった。 そのため、ブルゴーニュ中の畑をまわり、自身が納得するブドウを造り、哲学を共有できる農家とのみ契約を結 び、ネゴシアンとして活動することを決めた

その生産量の少なさから、「ミクロ・ネゴシアン」ないし「ナノ・ネゴシアン」とも呼ばれている。

品種:ピノ・ノワール


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華やかなアロマと緻密な果実に満ち溢れるスタイル、フィリップ・シャルロパン・パリゾ

【2013 Gevrey Chambertin Vieilles Vignes – Philippe Charlopin-Parizot】

フィリップ・シャルロパンは、トップドメーヌがひしめくジュヴレ・シャンベルタンのみならず、ブルゴーニュを代表する造り手だ。1976年に1.5haのささやかな畑とともに自身のドメーヌを設立。その後少しずつ畑を広げ、現在では25haの所有畑から35のアペラシオンのワインを手掛けている。

8つのグランクリュを含むこの絢爛たるラインナップにふさわしく、彼のワインは華やかな果実とアロマに満ちている。そのゴージャスな味わいから、時にはテロワールよりも『シャルロパンのスタイル』が強調されていると評されることもある。確かに彼のワインは濃厚なスタイルだが、それは各畑独自のキャラクターを凝縮した完熟ブドウの持てる全てをワインに反映させた結果である。彼の作品にじっくりと向き合えば、そのふくよかな味わいの中には、ピノ・ノワールの旨みとともに、畑の個性とブルゴーニュならではの精緻さが密に詰まっていることが分かるだろう。2006年に新設された醸造施設が、家族経営のブルゴーニュのドメーヌとしては並外れて大規模であるのも、テロワールの違いを表現するためだ。140もの区画に分かれた畑に対応するために、発酵用の小さなステンレスタンクがずらりと並ぶ様子は壮観である。

畑自身にテロワールを表現させることを目指すフィリップは、自然なワイン造りをモットーとしている。栽培はリュット・レゾネで行い、除草剤や殺虫剤は使わない。低収量にこだわる彼は、自然と収量が低くなる古樹を大切にしているため、所有畑の樹齢は高い

駆け出しの頃はブドウを房ごと発酵させたり、バトナージュを多用していたが、現在ではなるべく人為的な干渉を避けた醸造を行っている。フィリップがアンリ・ジャイエの愛弟子であったことは広く知られているが、彼のワイン造りの随所に師の影響がみられる。ブドウは全て除硬し、バトナージュではなく、長い低温浸漬でエキスを抽出する。この手法でワインを造るためには本当に熟した健全なブドウが必要だという彼の選果は厳しい。一部のワインにはボルドーのトップシャトーで使われる光学式の選果台も使うほどである。アルコール発酵は必ず自然酵母で行い、補酸も決してしない。近年では新樽の使用も控えており、ワインは瓶詰めまで澱引きされることなく長期間熟成される。
畑の個性を体現してこそグランヴァン、という彼のワインには、時代の寵児たる風格すら感じられる。

《Gevrey Chambertin Vieilles Vignes》
樹齢50-100年。古樹の複数の区画をブレンド。バリック18ヶ月(新樽30%)

品種:ピノ・ノワール


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