オーストラリア出身の元料理人が設立したナノ・ネゴシアン、マーク・ハイスマ

【2014 Gevrey Chambertin – Mark Haisma】

イギリスを代表するワイン評論家ジャンシス・ロビンソン女史、ロバート・パーカー氏の後継者ニール・マーティン氏、マスター・オブ・ワインのティム・アトキンス氏、ビル・ナンソン氏など、数多くの著名ワイン評論家たちからの賞賛を集めるマーク・ハイスマオーストラリア出身のハイスマは、元々はメルボルン、そしてパリのレストランにて料理人として生活、ワインの世界とは遠い道を歩んでいた。しかし、ワインの世界に魅せられ自身でのワイン造りを決意、母国のヤラ・イエリングにてベイリー・カロダス博士に従事した。

自身のワイナリーを設立すべく、2009年にフランス・ブルゴーニュの地に降立ったハイスマ。ブルゴーニュの畑価格は天文学的数字で、新規ワイナリーが自社畑を所有することは、極めて困難であった。 そのため、ブルゴーニュ中の畑をまわり、自身が納得するブドウを造り、哲学を共有できる農家とのみ契約を結 び、ネゴシアンとして活動することを決めた

その生産量の少なさから、「ミクロ・ネゴシアン」ないし「ナノ・ネゴシアン」とも呼ばれている。

品種:ピノ・ノワール


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東京都港区麻布十番2-3-6
FLEG麻布十番primo 3F
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華やかなアロマと緻密な果実に満ち溢れるスタイル、フィリップ・シャルロパン・パリゾ

【2013 Gevrey Chambertin Vieilles Vignes – Philippe Charlopin-Parizot】

フィリップ・シャルロパンは、トップドメーヌがひしめくジュヴレ・シャンベルタンのみならず、ブルゴーニュを代表する造り手だ。1976年に1.5haのささやかな畑とともに自身のドメーヌを設立。その後少しずつ畑を広げ、現在では25haの所有畑から35のアペラシオンのワインを手掛けている。

8つのグランクリュを含むこの絢爛たるラインナップにふさわしく、彼のワインは華やかな果実とアロマに満ちている。そのゴージャスな味わいから、時にはテロワールよりも『シャルロパンのスタイル』が強調されていると評されることもある。確かに彼のワインは濃厚なスタイルだが、それは各畑独自のキャラクターを凝縮した完熟ブドウの持てる全てをワインに反映させた結果である。彼の作品にじっくりと向き合えば、そのふくよかな味わいの中には、ピノ・ノワールの旨みとともに、畑の個性とブルゴーニュならではの精緻さが密に詰まっていることが分かるだろう。2006年に新設された醸造施設が、家族経営のブルゴーニュのドメーヌとしては並外れて大規模であるのも、テロワールの違いを表現するためだ。140もの区画に分かれた畑に対応するために、発酵用の小さなステンレスタンクがずらりと並ぶ様子は壮観である。

畑自身にテロワールを表現させることを目指すフィリップは、自然なワイン造りをモットーとしている。栽培はリュット・レゾネで行い、除草剤や殺虫剤は使わない。低収量にこだわる彼は、自然と収量が低くなる古樹を大切にしているため、所有畑の樹齢は高い

駆け出しの頃はブドウを房ごと発酵させたり、バトナージュを多用していたが、現在ではなるべく人為的な干渉を避けた醸造を行っている。フィリップがアンリ・ジャイエの愛弟子であったことは広く知られているが、彼のワイン造りの随所に師の影響がみられる。ブドウは全て除硬し、バトナージュではなく、長い低温浸漬でエキスを抽出する。この手法でワインを造るためには本当に熟した健全なブドウが必要だという彼の選果は厳しい。一部のワインにはボルドーのトップシャトーで使われる光学式の選果台も使うほどである。アルコール発酵は必ず自然酵母で行い、補酸も決してしない。近年では新樽の使用も控えており、ワインは瓶詰めまで澱引きされることなく長期間熟成される。
畑の個性を体現してこそグランヴァン、という彼のワインには、時代の寵児たる風格すら感じられる。

《Gevrey Chambertin Vieilles Vignes》
樹齢50-100年。古樹の複数の区画をブレンド。バリック18ヶ月(新樽30%)

品種:ピノ・ノワール


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コルトン・アンドレによる往年の名ブランド、レーヌ・ペドーク

【2010 Gevrey Chambertin – Reine Pedauque】

「レーヌ・ペドーク(ペドーク女王)」は、1927年にアロース・コルトンに設立されたメゾン「コルトン・アンドレ」による往年の名ブランドです。2002年にメゾンの経営権を取得した「バランド・グループ」が、ブランド展開や正規販売網の構築といったことよりも醸造設備の大規模な刷新等の改革に専念していたため、ほとんど見かけない時期が続いていましたが、すべてが完了した2013年の春、満を持して、大々的なリニューアル復活が発表されました。
改革の立役者となったのが、2004年に醸造長に就任したリュディヴィンヌ・グリヴォー女史でした。エノローグ(醸造技師)の国家資格を持ち、「ドメーヌ・ジャック・プリウール」などで修業した天才肌の彼女は、「固定観念にとらわれず、常に自分の頭で考え、舌で判断する」という方針の下で10人の醸造チームを率い、2014年12月に退職するまでの10年間で、ワインの品質を大きく向上させました。(尚、リュディヴィンヌさんは、2015年1月より「オスピス・ド・ボーヌ醸造長」への就任が決定しています。巨匠ローラン・マスの跡を継いで、初の女性醸造長の誕生となります)。
「レーヌ・ペドーク」のワインは基本的に、長期契約栽培家からぶどうやムー(ぶどう果汁)を購入して自家醸造したものですが、一部「ドメーヌ・コルトン・アンドレ」の自社畑のぶどうを使用する「ドメーヌもの」も含まれます
ブランド名の「ペドーク女王」とは、雁に乗ってコルトンの丘を飛びながら、手のひと振りで一面をぶどう畑に変え、人々にぶどう栽培を教えたという伝説でも知られる8世紀のブルゴーニュの女王ベルト(ベルサ)の愛称です。その後、カロリング朝を開いたピピン3世(小ピピン)と結婚してフランク王国の王妃となり、その息子で王国の最盛期を築いたカール大帝(仏名シャルルマーニュ)は、当時取得した畑「コルトン・シャルルマーニュ」にその名を残しています。

品種:ピノ・ノワール


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