値上がり続くブルゴーニュで、年々畑を広げていく若手醸造家、ダヴィド・デュバン

【2014 Morey-St.-Denis – David Duband】

ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ、ブルゴーニュの若手醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手です。1970年父親がこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、その後Domaine Amiot Servelle(母方の親戚)やDomaine L’Arlotでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。
そして遂に2015年、「ル・メイユール・ ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。 デュバン氏はワイン造りにおいて、葡萄栽培に最も力を注いでいます。 手間を掛け、愛情を注ぎ、丁寧に葡萄栽培をすることが最も重要だと考えています。その労力を惜しまないため、畑にいる時間が最も長くなっています。ここ数年は、ほぼ有機に近い状態で葡萄を栽培しています。 また、醸造については、自然な状態で醗酵・熟成させることを理想とし ています。

細心の注意を払いながら醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法で行っています。瓶詰め後、すぐ飲むこともでき、かつ長期熟成も可能である芳醇な果実味、酸味、タンニンなどの要素の構成が十分で、バランスのとれた味わいのワインを造ることを目指しています。 醗酵は、赤ワイン=セメントタンク、白ワイン=ステンレスタンクで行われます。醗酵中は外部の醸造家と毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピジャージュの回数などを決めます。

樽熟成は12~18ヶ月間新樽(B.H.C.Blanc30%、Rouge30%、N.S.G.Villages40%、1er Cru40%、G.C.40%)。白は、軽く澱引き後、ノン・フィルタレーションで瓶詰めされ、赤は、全房での発酵、澱引きもほとんど行われないで瓶詰めさ れます。 2006年には樹齢の高い畑を所有することで有名なジャッキー・トルショ氏の畑を引き継ぎ、醸造と販売を開始しました。

《Morey-Saint-Denis》
粘土質と石灰質の混ざった土壌。1.0ha。J.トルショ氏から引継いだ畑。平均樹齢50歳。  アペラシオン北端下部、aux chezeauxの下部 樹齢20年。  アペラシオン中央下部 Bas Cheneveryの中央 樹齢70年。  アペラシオン中央下部 Bas Cheneveryのすぐ下、樹齢50年。  アペラシオン南下部 Les Porrouxの上部 樹齢50歳。


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シプリアン・アルロー氏が運営を始めてから頭角を現した新進ドメーヌ、アルロー

【2005 Arlaud – Morey-St.-Denis 1er Cru Ruchots】

1998年に若きシプリアン・アルロー氏が実質的にドメーヌの運営を始めてから頭角を現した新進ドメーヌ。モレ・サン・ドゥニ村に本拠を置く由緒あるドメーヌ。父親のエルヴェ・アルロー氏が70年代よりドメーヌの元詰を開始。徐々に畑を買い足して現在の15haという確固たる礎を築いた。平均樹齢30〜50年のモレ・サン・ドゥニ村を中心に、ジュヴレイ・シャンベルタン村とシャンボール・ミュジニー村の最良の区画に葡萄畑を所有。対処農法であるリュット・レゾネ方式を採り入れ、よりテロワールを表現できるために尽力をしている。醸造は、ステンレスタンクで低温マセラシオン醗酵を行うものの、過度の抽出は避けてる。格付やヴィンテージにより新樽を30〜60%使用し樽熟成。また、SO2を極力最小限しか使用しないスタイルを採用しているため、ピノ・ノワールのピュアな果実味をダイレクトに味わうことができる。シプリアン氏の品質に対するこだわりの一環として、徹底した選果を行い、基準に満たない葡萄や樽は全てネゴシアンに売却してしまいる。そのため、必然的に最高水準のものだけが瓶詰される仕組みになっている。今やフランス国内だけでなく、ロバート・パーカー氏やイギリスのジャーナリストも注目するブルゴーニュの若手筆頭株。

《Morey-St.-Denis 1er Cru Ruchots》
ドメーヌの看板となる1級畑。クロ・ド・タールとボンヌ・マールの真下、ジョルジュ・ルーミエ所有のクロ・ドラ・ブシェールの斜面上部という好立地。


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ルロワのワイン造りを理想とし、濃厚から繊細 で伸びのあるワインに進化、フレデリック・マニャン

【2012 Morey-St.-Denis Coeur D’Argile – Frederic Magnien】

ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。
1 代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を 絶賛している。 『昔のヴィニュロン以上に畑で働く。だから彼はいつも日焼けしている。一時期悩んでいたようだが今は焦点が定まったね。ワインを飲めば解る』
「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人で30年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化していきたい』 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。
土壌の表現に拘る「フレデリック」。100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェ―ル(鉄)」。石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 『ヴィラージュ・ワインを造る時、村の個性以上に各畑の土壌の個性が勝ることがある。それならばその事実を表記するべきだと思った』
畑を選ぶ時に土壌と樹齢を最も重視している。
『ヴィラージュ・ワインでも最低40年の樹齢が条件。土壌の個性を表現するにはある程度根を伸ばす必要もあるし、樹勢を落とし、樹中の水分量を減らさなければならない』
10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法に従った栽培や醸造を行ってきた。最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。
『D.R.C よりルロワが好きだ。1点の汚れもない完璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても伸びやかで定規で測れないワインが好き』 通常、春に葡萄房が形成され始めるとツルの先端を切り落とし、ツルを伸ばす為に使う養分を葡萄房に使わせるようにする。葡萄の生育を促す栽培法でほぼ全ての造り手が導入している。 『春の摘芯もやめた。養分の分配は葡萄樹が自分でやる。人間がやるべきではないし、ツルを切られることのストレスの方が大きい』 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。

日本に初めて「フレデリック」のワインが紹介されたのは「バレル・セレクション」という手法だった。インポーターが樽買いし日本国内で流通させた。
『当時の日本の流行でもあったのか日本は新樽100%しか買わなかった。実際は新樽の比率は当時でも50%以下だった』 日本に最初に紹介された「フレデリック・マニャン」は新樽100%のみだったので彼のワインに今でも樽のイメージを持つ人も多い。
加えて2002年まではノン・フィルターで少し濁っていたし、収穫も今より遅く、今より少し過熟だった。そして、マセラシオンも長かった。ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。通過点だったのかもしれない。『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干凝縮する』 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。『葡萄そのものの個性を出してくれるが、現段階では、単体では複雑味に欠けると判断。バリック熟成のワインとのアッサンブラージュでバランスをとる』 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアンと区別しなくてはいけない。難しい年だった2008をとても上品に仕上げ、それが本物だということを2009年で証明した。今後も楽しみだ』

《Morey-St.-Denis Coeur D’Argile》
国号74 号線沿い、ジュヴレ村寄りのLes Herbuottes, Les Chenevery, Clos Solon 等の10区画。粘土を意味するArgileの名の通り、粘土質を多く含む土壌で凝縮した力強い葡萄を産む。標高250m。平均樹齢は35年。収量は45hl/ha に制限。除梗後5日間のマセラシオン。自然酵母で発酵。13ヶ月の樽熟成。


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