ヴォーヌ・ロマネ村名畑レ・ジャシェを単独で造る唯一のドメーヌ、ジャン・イヴ・ビゾ

【2013 Vosne Romanee Les Jachees – Bizot】

1595年にジュヴレでブドウ栽培を行っていたジュアン・ビゾにまで遡ることができる。フランス革命までの間は正確な記録がないが、フランス革命時に貴族や教会に所有されていたブドウ畑は競売にかけられことにより畑を取得し拡張していった。
曽祖父ギヨームは樽職人で、畑を多く持った2家族ジュヴレのトルトショ家、ヴォーヌ・ロマネのフェルムーシュ家と結婚。これと前後して1855年のラヴァル氏の著作でもクロ・ド・ラ・ロッシュの所有者としてビゾ家が掲載されている。 フィロキセラにより窮乏し祖父は医師となるが、1920年にエシェゾーを取得。
1972年祖父が逝去し、3人の子と父ジァンに分けられ、父はヴォーヌ・ロマネにある地所の大部分を相続した。1995年、小作契約が終了しドメーヌ・ビゾが設立。1997年、自然な葡萄栽培法に転換した。

【栽培・醸造】
現当主ジャン・イヴ・ビゾ氏は1995年から責任者となる。かつては化学肥料を用いられた畑があったが、彼自身は徹底した自然栽培を実施しており、1997年からは完全な有機農法に切り替える。自らの葡萄栽培法はと聞かれればリュット・レゾネと答える。これはどうしても必要な場合は葡萄を守るため最低限の薬剤を散布する場合があるためだ。また、除草剤は使用せず鋤き込みで対応している。
肥料は各区画別に樹勢を調整するために使用し、徹底した低収量を守っている。
醸造設備の細部にわたっても木材を用いることを重視したり、SO2を出来る限り減らす努力を続けている。

2.5haの畑から7,000本のワインを造りだす。選果後、徐梗・破砕せず健全な状態で全房のまま醗酵槽へ入れ、自然酵母による醗酵を行う
醸造方法は、マセラシオンを行わず、4~5日で発酵が始まる。その後の果皮浸漬を含め、トータル15~16日で終了。SO2を添加しないのでMLFも早めに終了。15~19ヶ月の熟成の後、ポンプを使わずに樽毎に無清澄、無濾過で瓶詰め。瓶詰めの際、ごく僅か0.1g/リットルのみSO2を添加。SO2の添加をなるべく抑えることで、早くからワインはバランスを取れるようになるとのこと。

樽ごとのブレンドもヴォーヌ・ロマネ村名ワイン以外は行わない。「樽ごとの差も個性として美しいと思うから。」とのこと。

【Vosne Romanee Les Jachees】
”Les Jachees”はビゾ氏の自宅の裏に0.63ha所有。畑の約半分を所有する為、ビゾ氏のみがこの畑のワインを単独でワインにしています。平均樹齢60年。密閉した木樽で全房醗酵を行い、その後破砕。アサンブラージュは行わず、樽より直接ボトリング。

品種:ピノ・ノワール

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宝石のような数々のクリマを有するドメーヌ、メオ・カミュゼ

【2005  Vosne Romanee 1er Cru Chaumes – Domaine Meo Camuzet】

メオ・カミュゼの歴史は、栽培農家であると同時に、コート・ドール県選出の代議士であったエティエンヌ・カミュゼに始まる。因みにクロ・ド・ヴージョ城はコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タスヴァンに譲られるまで、カミュゼ家の所有であった。メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョの畑が、城の周囲と真下という、もっとも素晴らしい位置を占めているのはそうした理由からだ。

エティエンヌ・カミュゼの娘、マリア・ノワロには跡継ぎがなく、1959年、近親のジャン・メオにドメーヌを託して亡くなった。ジャン・メオは当時、ド・ゴール政権の閣僚という要職にあり、直接、ドメーヌの管理をするわけにはいかない。畑は折半耕作の形で小作人に任せ、出来上がったワインは樽のままネゴシアンに売られていた。この時の小作人でドメーヌのワインを手がけていたのが、2006年に没したブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエだ

1980年代半ば、折半耕作の契約が切れると同時に、小作人たちも引退の時を迎えてメオ家の元にブドウ畑を返還。1985年から本格的にドメーヌ元詰めが始まった。やがてパリにいたままでのドメーヌ経営が難しくなり、ブルゴーニュに赴くことになったのがジャンの息子、ジャン・ニコラ・メオである。1964年生まれ。商業学校でマーケティングを学び、銀行で研修を受けた、生粋のパリジャン。1989年、24歳にしてドメーヌを託された。表向き引退を宣言したアンリ・ジャイエも、ドメーヌのコンサルタントとして若きジャン・ニコラの指導にあたったという。

リシュブール、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、3つのコルトン(従来からあるクロ・ロニェに、2010年ヴィンテージからペリエールとヴィーニュ・オー・サンが加わった)といった特級畑。戦争直後にアンリ・ジャイエが開墾したヴォーヌ・ロマネ1級クロ・パラントゥー。宝石のようなクリマの数々を、このドメーヌは有している

ブドウ畑は大部分がビオロジック農法により栽培。醸造法はジャイエ譲りで、完全除梗のうえ15度の低温マセレーション。樽熟成における新樽率は、村名で50%、1級畑が60〜65%、特級が100%である

品種:ピノ・ノワール 100%


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人の手が持つ温かさを伝える素敵なワイン、モンジャール・ミュニュレ

【2005  Vosne Romanee 1er Cru Les Suchots -Mongeard-Mugrenet】

ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。

モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっているちょっとしたネゴシアン並みの規模だ

リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。

ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めているそれ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。

父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。
手作業にこだわり、人間の手が持つ温かさによっていいワインを生み出していきたい」。そんな想いがラベルにもしっかり描かれています。
価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。

品種:ピノ・ノワール

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