シャンパーニュ北限の村から産み出されるピノ・ムニエ100%シャンパン、ジェローム・プレヴォー

【2012 Jérôme Prevost – La Closerie Les Beguines Extra Brut】

ランスの北西8キロに位置するグー村は、モンターニュ・ド・ランス地区ひいてはシャンパーニュ地方で最も北に位置している。道を1本隔てると、シャンパーニュのAOCが取れず、ヴァン・ド・ターブルしか造れない北限の畑である。この村は二つの丘に挟まれ独自のクリマが備わっている。グー村にあるプレヴォーの畑は、記録によると1900年代にすでにブドウが栽培されていたそうで、彼はこの畑の名をグー村近くにある修道院(レ・ベギーヌ派)の名からとっている。
アヴィーズにある醸造学校で学んだプレヴォーは、1997年にジャック・セロスのオーナー兼ワインメーカーであるアンセルムを訪ねる。そこで品種、土壌を保証され、自分のセラーを持っていなかったプレヴォーはセロスのセラーで98年、99年ヴィンテッジを造った。用いられる品種は唯一、ピノ・ムニエ。1998年が彼のファースト・ヴィンテッジとなる。除草剤は使わず、農薬や化学肥料ももちろん使わない。土を踏み固めてしまう通常のトラクターも使用せず、「ブドウの要求を助けるだけ」の自然の力を重んじたワイン造りを行っている。

品種:ピノ・ムニエ 100%


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畑の個性を引き出す栽培方法を研究し、斬新な醸造法を次々と取り入れる、一風変わったRM、ジャン・マルク・セレック

【2010 Jean-Marc Seleque – Partition Extra Brut】

独自の醸造法を極め、衝撃的な個性をもってRM(レコルタン・マニピュラン)の存在感を世に示した、アンセルム・セロスやフランシス・エグリら「第一世代」。柔軟な発想によってテロワール表現の可能性を追求し、繚乱の「RMワールド」を花咲かせた、ダヴィッド・レクラパールら「第二世代」。
そして最近メディアへの登場が増えてきた「第三世代」の造り手たちは、前世代の求道者たちの偉業に真摯に学びながら、その視線は、「飲んでいかに美味しいか」という原点に、じっと注がれているように感じられます。
創業以来のパートナーで、そのクリエイティビティにおいて第二世代を代表するひとりであるシリル・ジャニソンが、「将来、トップクラスのシャンパンの造り手になるから、絶対行ってみた方がいい」と紹介してくれたジャン・マルク・セレックは、第三世代の筆頭格。実際に彼を訪れ、試飲して感じたのは、トップクラス・・・。
1969年、エペルネ市の南、ピエリー村に設立されたこのRMは、ピノ・ムニエを白眉とする同村の他、ピノ・ノワールの聖地アイの衛星村ディジー、コート・デ・ブランのグラン・クリュを時に凌駕するとさえいわれる傑出したシャルドネの産地ヴェルテュスの、各プルミエ・クリュ村を中心に、12.5ヘクタールの畑を所有しています。1974年に当主となった2代目のリシャール・セレックの下で順調に発展を遂げ、2008年、息子のジャン・マルクが継承したことで、新たなステージを迎えました。
ジャン・マルクは、それまでのリュット・レゾネ栽培からビオロジー栽培への切り替えを行う一方、一部の区画で馬による耕作を開始。また、父と共に2004年に導入した小樽による発酵・熟成の研究を深めたり、最新式の卵型コンクリート製タンク「ウフ・ノンブロ」を導入したりすることで、「泡はよりきめ細かくなり、味わいはより複雑に、余韻は何倍も長くなりました」。
「スイスの腕時計は華麗で優雅ですが、中の機械は、精緻を極めた職人技の集合体です。官能的で美味しいシャンパンを造るためには、栽培・醸造におけるひとつひとつの仕事すべてを、ミクロン単位でトゥールビヨンを作るように、精密に、正確に行わなければなりません」。
「シャンパンが合うべき料理に、完璧に合うシャンパンを造ることを目指しています」(以上、ジャン・マルク・セレック)。
「セレック」のシャンパンは、まずその泡の質感と、みずみずしいアロマに驚かされます。口当たりはやわらかく、甘みや酸味、樽熟成させたシャルドネの香味、ミネラルの旨味などが絶妙に溶け合わさって、しっとりと口の中に広がります。ジャン・マルクが言うように余韻の長さも心に残るもので、絶品と呼べる水準に達していると思います。

《Partition Extra Brut》
テロワールの異なる7つの優良区画からのぶどうを、それぞれ1樽ずつ、計7つの樽で発酵・熟成させたものをブレンドした、セレックの最上級作品です。キュヴェ名の「パルティシオン」は「楽譜」の意味で、ラベルの楽譜に描かれた音の数も7つです。(ぜひ奏でてみてください。ちなみにト音記号はセレックのSになっています)。シャルドネが72%で、エペルネ村「レ・フリルー」、ディジー村「モック・ブテイユ」、ヴェルテュス村「ラ・ジュスティス」、マルドゥイユ村「バス・ロンス」、ピエリー村「レ・タルティエール」の計5区画より。ピノ・ノワールが14%で、ピエリー村「レ・ガイエール」より。ピノ・ムニエが14%で、ピエリー村「レ・グット・ドール」より。平均樹齢は50年。100%樽発酵&熟成(マロラクティック発酵は行っておりません)。(王冠ではなく)コルク栓で瓶熟成。ドザージュは2g/l。


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良い年に限り造られる「クロ・ヴィルジル」は必飲、ヴィルジル・ポルティエ

【2009 Virgile Portier – Clos Virgile Brut Millésime Grand Cru】

「ヴィルジル・ポルティエ」は、シャンパーニュの17のグラン・クリュ村のひとつ、ボーモン・シュル・ヴェルのぶどう栽培家ポルティエ家が、1924年に同村に設立したRMです。ボーモン・シュル・ヴェルとヴェルジーに半分ずつ、合計8.4ヘクタールのグラン・クリュ畑を所有し、1997年以降は4代目ジェローム・ポルティエを中心に運営してきましたが、2012年に分割相続が発生。ジェロームは実質RMのメゾン「ポール・サディ」を設立し、総面積の4分の3にあたる6.34ヘクタールの畑とバックヴィンテージを継承しました。
看板作品の「クロ・ヴィルジル」は、メゾンの裏手にある0.24ヘクタールのモノポール畑「レ・ゼクルヴィス」のぶどうから、良い年に限り1000本程度造られるミレジメです。尚、「エクルヴィス(単数形)」は「ザリガニ」の意味で、このメゾンのシンボルマークとしてラベルにもデザインされています。

《Clos Virgile Brut Millésime Grand Cru》
ボーモン・シュル・ヴェルの0.24haのモノポール畑「レ・ゼクルヴィス」より、シャルドネ67%、ピノ・ノワール33%。1993年の植樹。1210リットルのフードル(大樽)で発酵7ヵ月間熟成。ドザージュは8.5g/l。


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