樽の力を借りず、果実とテロワールで表現されたシャンパン、ガストン・シケ

シャンパーニュ地方のレコルタン・マニュピランであるガストン・シケは、この地方最高の造り手の一人に数えられるようになりました。莫大な数の小規模生産者がいるこの地方で高名になれたのは、ひとえに所有者であるシケ兄妹(アントワーヌとニコラ)の手腕にあります。
ディジーという興味深い名前の村に居を構えるこの一家が、最初にブドウを植えたのは1746年のことでしたが、シャンパーニュを生産することはなく、大手のネゴシアンにブドウを販売していました。シケ兄妹(フェルディナンとガストン)が意を決して自分たちのラベルで瓶詰めを開始したのは1935年のことでした。

【栽培】
本拠地出るディジーの他、アイ、マレイユ・シュル・アイ、オーヴィレに合わせて23haを所有。シャルドネ(40%)、ピノ・ムニエ(40%)、ピノ・ノワール(20%)が栽培されています。ガストン・シケの収量は近隣の生産者よりも少しばかり少なく見えます。これはガストン・シケの畑の大部分は未だにマサル・セレクションが占め、古木のブドウを多く所有している事と高収量のクローンが少ない事に起因しているとニコラは語ります。

【醸造】
醸造に樽は使わず、マロラクティック発酵を行うのがシケのスタイルです。マロラクティック発酵を行う事でリンゴ酸を減らすだけでなく、デコルジュの際のドサージュを減らす事が出来ると考えています。