ユベール・リニエと並びモレ・サン・ドニを代表するドメーヌ、ジョルジュ・リニエ

ジョルジュ・リニエはモレ・サン・ドニに拠点を構えるドメーヌで、セラーが造られた19世紀中頃よりリニエ家が所有しています。ユベール・リニエは従兄弟にあたり、 どちらもモレ・サン・ドニを代表するドメーヌとして名高い存在です。小粒ながら非常に優れた畑をいくつか所有しており、芳醇でみずみずしく、力強い個性の際立つワインが生み出すことで知られています。

栽培には化学肥料は使わず、堆肥のみ使用。畝の間に草を生やし、土の中の微生物が活発に働くよう、樹の若枝を粉砕して畑に撒いています。15年間大きな植え替えはせず、ブドウの平均樹齢は50年程度です。果実は非常に小さく凝縮しており、そこから深みのある、それぞれの畑のテロワールの個性が表れたワインが生まれます。

2002年よりジョルジュ・リニエ氏に代わり、甥のブノワ・ステリー氏が醸造責任者となり、ドメーヌを仕切っています。研究熱心な彼は、ピノ・ノワールの繊細さを表現したフレッシュなワインを理想としています。そのため、新樽はあまり使用しません。樽のニュアンスをきれいに出すことで、ピュアなブドウの風味を生かしたワインに仕上がります。ブルゴーニュの伝統的な手法で造られたワインは、7~8年で飲み頃となりますが、15年以上の熟成を重ねると、さらにアロマが強くなり、若さもまだ感じられるような、古き良きブルゴーニュタイプです。