ヴォーヌ・ロマネの歴史にその名を残す、ルロワも認める造り手、ペルナン・ロサン

気難しいと言われ、ペルナン・ロサン本人の言葉が日本に届くことはほとんど皆無でしたが、間違いなく彼はブルゴーニュの歴史に残る、偉大な造り手の一人です。
ペルナン・ロサンは1980年代には一時期物議を醸し出したギィ・アッカをコンサルティングに雇い、1990年代に入ってからはコンサルティングを雇わず自らの手でワイン造りを行いましたが、どの年代も総じて高品質なワインを造っていた事からフランス国内にも多くの熱狂的なファンを持ち、あのルロワも認める造り手でした。品質が高いと言う証拠にネゴシアンをやっている有名生産者はそのワイン、またはブドウの購入元を明かしませんが、かの有名なマダム・ビーズ・ルロワは1985年のラ・リシュモヌはペルナン・ロサンのワインを詰めたものだと公言しています。
高齢のために皆に惜しまれつつも2001年に引退し、所有していた畑、ドメーヌともにアンリ・ペロ・ミノに売却しています。

現在市場にあるものは、2000年までの希少なストックで、非常に入手困難となってしまいました。周囲の造り手が最新技術や農薬による効率を重視する時代、早くから減農薬(リュット・レゾネ)に取り組み、可能な限り完熟の状態で収穫するという、現代では当たり前ですが、当時にしては稀な考え方を積極的に取り入れていました。