ブルゴーニュの歴史を変えた偉大なグラン・クリュを所有、ドメーヌ・デ・ランブレイ

ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーの間に位置するモレ・サン・ドニ。ここモレ・サン・ドニに本拠地を置くドメーヌ・デ・ランブレイは、一級から特級へ格上げされた数少ないグラン・クリュ、クロ・デ・ランブレイを所有するドメーヌ。 クロ・デ・ランブレイは現在、ドメーヌ・デ・ランブレイを含む2人の所有者がいますが、ドメーヌ・デ・ランブレイは実にその99%以上を所有しており、モノポール(単独所有)といっても過言ではありません。
クロ・デ・ランブレイは、世界のベストワイン100にランクインされ、フランスの権威あるワイン評価誌クラスマンでは2003年ヴィンテージが5つ星を獲得するなど、世界各国で高評価を獲得しています。

【不遇の時代からの復活、ブルゴーニュの歴史を変えたグラン・クリュ】
コート・ド・ニュイ地区の中央、「グラン・クリュ・ルート」と言われる街道沿いに位置するモレ・サン・ドニ。その心臓部にクロ・デ・ランブレイはあります。1365年のシトー会修道院の記録証書にもその名前が残るほど歴史を持つこの畑は、400年以上もの間修道院によって守られてきました。フランス革命以降は74もの区画に分割されましたが、1630年よりジョリー家が土地の買戻しを始め、1868年ロディエ家によってようやく完了。その後不遇の時代を経て、1979年にオーナーとなったサイエ家は、畑の抜本的な改革を行うため、INAO(国立原産地名称研究所)の技術部門で働いていた栽培と醸造のスペシャリスト、ティエリー・ブルーアン氏を醸造長に起用。ブルーアン氏は、彼の持つワイン造りの知識のすべてを注ぎ込み、畑と醸造の改革に取り組み、見事な復活を遂げました。その結果、1981年にはAOC法施行後初めて、一級から特級へ昇格を果たしたのです。これは、ブルゴーニュの長い歴史の中でも史上初の快挙でした。さらに1996年からフレウント家がオーナーとなると、醸造設備を一新し、若樹の区画を格下げするなど様々な改革を推し進めるなど、クロ・デ・ランブレイはかつての名声を見事取り戻すことに成功しました。2014年からはLVMH(エルヴイエムエイチ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーとなりましたが、現在もブルーアン氏が醸造長として指揮をとっています。

ランブレイはクロ・デ・ランブレイの畑を含む10.72haの畑を所有しています。クロ・デ・ランブレイは、標高250mの高地に位置し、モレ・サン・ドニのグラン・クリュの中で最も急斜面のブドウ栽培に理想的な場所に広がっています。地質的特徴により、

① レ・ラレ区画:(東側傾斜面、表土の下が重い粘土質。)
②レ・ブショ区画:(北部に位置する軽い粘土質土壌。)
③メ・ランティエ区画:(重い粘土質、暗赤色土壌。)

という3つの区画に分かれ、 さらにクロ・ド・タールに近い区画、北の渓谷に面している区画など、実に様々な地形の上にこの畑は存在しています。これらの多様なテロワールをひとつのドメーヌが所有しているからこそ、クロ・デ・ランブレイにしか出せない複雑味が生まれるのです。

【平均樹齢40年以上のブドウの樹から生み出される、強さとしなやかさを持ち合わせた力強いエキス】
ドメーヌ・デ・ランブレイの畑には樹齢35年~90年のブドウが植えられており、その平均樹齢は40年程度。ブドウの栽培においては馬による耕作を実践していますが、これは土を柔らかくし呼吸ができる状態にするため。柔らかな土壌に植えられたブドウは地中深くまで根を張りることができ、十分な養分をより吸収することができます。ブルーアン氏いわく、「トラクターによって耕すと土は固くなり、地中に植えられた大事な養分も破壊されてしまう。」とのこと。根が横に広がらないよう植樹密度は 1~1.2万本/haを維持。また、通常ブルゴーニュの畑は、パリサージュといってブドウの枝を一本の長い針金で固定をします。この際、多くの場合は丘から平地に向かって縦方向に張り巡らしますが、ランブレイの畑では馬で耕しやすいように横方向に固定されていることも大きな特徴です。

収穫は熟練者が厳しく摘芽と選房を行い、1haあたり平均31hℓと低収量。収穫は手摘みで20Kgの箱を用いて行います。ワイン造りにおけるランブレイの特徴の一つが、基本的に除梗をしないこと。茎を一緒に入れる利点は、発酵時の温度上昇が緩やかになり、ゆっくりと発酵が進むことと、茎からタンニンだけでなく穏やかな酸がとれるため。これらの効果により、滑らかで上品なワインが生まれるとブルーアン氏は言います。ただし、雹が降って茎が傷ついた場合はその傷から苦味が出てしまうため、ヴィンテージ毎に細かい調整を行い、除梗の割合を決定しています。

醸造は重力に従って行い、ブドウの実や茎に傷を付けることなく行います。発酵はステンレスタンクを用い、1日1回ルモンタージュ、必要に応じてピジャージュも実施。新樽比率は50%で16~18カ月間熟成を行い、無濾過、無清澄で瓶詰めします。
このような丁寧な醸造と古樹のブドウから生みだされるワインは、”衣の中の鎧”と表現されるように強さとしなやかさを兼ね備え、しっかりとした骨格を持ちながらもエレガント。複雑な構成の中に濃度の高いエキスのような旨味が広がる、クロ・デ・ランブレイをグラン・クリュに昇格させたドメーヌならではの実力を感じさせてくれる味わいです。

2003 ピュリニー・モンラッシェ・1級・クロ・デュ・カイユレ ドメーヌ・デ・ランブレイ

【2003 Puligny Montrachet 1er Cru Clos du Cailleret – Domaine des Lambrays】

>> ドメーヌ・デ・ランブレイについて


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