2011 ジュヴレ・シャンベルタン・オー・エシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・フーリエ

【2011 Gevrey Chambertin Aux Echezeaux Vieille Vigne – Domaine Fourrier】

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東京都港区麻布十番2-3-6
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2015 ジュヴレ・シャンベルタン・ラ・ジュスティス フィリップ・シャルロパン・パリゾ

【2016 Gevrey Chambertin La Justice – Philippe Charlopin-Parizot】

「正義」という意味の「ジュスティス」は、ジュヴレ・シャンベルタンの中でも特に人気の高い畑。水はけの良い砂が積もった石灰岩の地層から成る畑。

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グラン・クリュ「シュイィ」の緻密なシャルドネを活かして36ヶ月熟成、 ソレラシステムで複雑味のあるシャンパーニュを醸す、A.R.ルノーブル

家族経営の小規模メゾン。グラン・クリュ「シュイィ」に10ha を所有し、その緻密なシャルドネを活かして36ヶ月熟成、 ソレラシステムで複雑味のあるシャンパーニュを醸している。

《100%家族経営》
長い歴史の中でシャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返し、現在ではそのほとんどがオーナー企 業に支えられている。 その中で家族経営を続けている珍しいメゾンが「A.R. ルノーブル」。一切出資を受け付けず、自分達のス タイルを貫いている。

『第一次世界大戦の直後、1920 年から 1 度も資本が入った事がない。家族だけだから自分達独自 の考え方で全てを決められる』

創業は 1915 年。激戦地だったアルザスから追われ シャンパーニュに移住した「アルマン・ラファエル・グ ラッセ」家が「ダムリー」でシャンパーニュを造り始め たのを起源とする。 当時のシャンパーニュはドイツから移民が多く、政治 的にフランス人には厳しい環境だった。

『当時はドイツ移民に囲まれてフランス名を名乗る ことはできなかった。だから人名ではなく、高貴とい う意味のフランス語、ルノーブルと名乗った』

初代当主「アルマン・ラファエル」を略した A.R を付 けて「A.R.ルノーブル」と名乗るしかなかった。 現当主は 3 代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。彼 等の父親「ジョセフ」は他のメゾン同様に 1990 年か ら売却先を探したが、1993 年兄弟の説得によって 継続を決めた。

『従業員は 10 人程度。醸造責任者は置かず、栽 培・醸造はアントワンヌが担当。最小規模のシャン パーニュ・メゾン』

《36ヶ月熟成は譲れない》
シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバラ ンスだと「アントワンヌ」は考えている。そして、「A.R. ルノーブル」の理想は「正確さ」があり、「シャンパー ニュである前にワイン」であること。

『高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境 と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。 私達は全てを持っている』

彼等の言う時間は熟成期間。最低熟成期間は 15 ヶ月だが、彼等は最低 36 ヶ月も熟成させる。泡が 溶け込み開き始めてから出荷。

『ブリュット・インテンスも 36 ヶ月と非常に長い熟成 期間。更に、このキュヴェには 90 年代前半からのリ ザーヴ・ワインが使用される』

そして、自然環境。積極的に保護していて「生物多 様性」を理想としている。「シュイィ」の畑の隣はとうも ろこし畑と色々な花が栽培され、中央には蜜蜂が 30,000 匹飼われている。

『葡萄は蜜蜂によって受粉はしないが、蜜蜂が増え ることで色々な植物が増える。葡萄だけの不自然 な環境は葡萄を弱くする』

2012 年にはシャンパーニュで 2 番目に「Haute Valeur Environnementale」認証を取得。 最後に忍耐。通常のシャンパーニュの 2 倍以上の 熟成期間は常時、通常の 4 倍の本数をセラーで熟 成させることを意味する。

『今ではほとんどのメゾンの熟成期間は 18 ヶ月以 下。他の資本が入っているから。私達は自分でベス トの熟成期間を決める。忍耐力が必要』

《グラン・クリュ・シュイィに10ha》
本拠地は「ダムリー」で 2.5ha の畑を所有。ピノ・ムニ エに最適な粘土石灰土壌。プルミエ・クリュ「ビズイ ユ」の純度の高いチョーク質の畑が 10ha。

『最も重要な畑がグラン・クリュ・シュイィ。表土は 30cm のみで厚いチョーク層が続く。コート・デ・ブラ ンで最も偉大なシャルドネを産む』
2002 年よりビオロジック。除草剤、防カビ剤、防虫剤 は一切不使用。銅と硫黄もできるだけ使用しない。

『下草を残し、年に 2 回表面だけを耕し、横に広が った葡萄根を切り、根を垂直に降ろさせる』

痩せた土壌で下草も自由に伸ばしているので下草と の共存でストレスを受け、年々収量は減っているが、 葡萄の質は高まっている。

ビオロジックの採用によって区画毎の個性が鮮明に なった。よって収穫を分け、区画毎に搾り、発酵させ ている。

『大樽、フードル樽、ステンレス、バリックを使い分け 区画毎に発酵させることが重要。アッサンブラージ ュで味わいを調整できるから』

彼等のメゾンならではの優位点がリザーヴ・ワイン。 「ブリュット・インテンス」でも 30%以上のリザーヴ・ワ インを使用する。

『リザーヴ・ワインは大樽で 90 年代前半からソレラ システムで保存。よってブリュット・インテンスでも 10 以上の複数年がアッサンブラージュされている』

NV A.R.ルノーブル ブリュット・アンタンス・Mag 14

【NV A.R. Lenoble – Brut Intense Mag 14】

30%使われるシャルドネは全てグラン・クリュ「シュイィ」の葡萄。ピノ・ノワールは「ビスイユ」。ピノ・ムニエは「ダムリー」。リザーヴワインは4種類の熟成方法。①マグナムボトル(コルク栓)②フードル③バリック④ステンレスタンク。36ヶ月瓶内熟成。ドサージュは5g/L。

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「ドン・ペリニョン・ロゼ」の葡萄を供給するオーヴィレ村に小さな醸造所を所有、ルイ・ニケーズ

「ドン・ペリニョン・ロゼ」の葡萄を供給するなど1級格付けながら特級と並ぶ評価を受けるオーヴィレ村。醸造学校時代の大親友「ラエルト・フレール」、「ベレッシュ」に遅れてシャンパーニュ造りを開始。

《「ラエルト・フレール」、「ベレッシュ」と共に学んだ》
シャンパーニュの聖地として多くの観光客が訪れるオーヴィレ村の中心に小さな醸造所を所有。「ロール」と「クレモン」夫婦は醸造学校の同級生だった。 「ルイ・ニケーズ」の4代目である「ロール」は卒業後に実家に戻り、醸造家である父親の元でシャンパーニュ造りを開始した。「クレモン」は実家がワイナリーではなかったので「ジャック・セロス」で栽培・醸造を担当。その後、「グラン・クリュ・マイィ」の協同組合でデゴルジュマンの責任者として経験を積んだ。

『ジャック・セロスは偉大な造り手。セロスの畑だからできることも多い。彼が最も優れているところは変化し続けること。僕達も変化する』
2012年より「クレモン」が「ルイ・ニケーズ」に加わり、先代のワイン造りを尊重しながら「クレモン」が考える理想のシャンパーニュを目指している。
ここ数年、シャンパーニュにおいて若手の台頭が目覚ましいが、「クレモン」もその 1 人。
「ラファエル・ベレッシュ」と「オーレリアン・ラエルト」とは醸造学校で5年間共に学んだ大親友。今でも毎週、意見交換をしている。
『クレモンは義父のワイン造りを尊重しながら、少しずつ自分の経験を活かしたワイン造りに変えている。畑のポテンシャルは元々高いので、これから注目すべき造り手だ』/「オーレリアン・ラエルト」

《ドン・ペリニョンと同じ丘の区画
現在9.3haを所有。大部分はオーヴィレ村。村の中心にあるチョーク層の丘は高品質の葡萄が採れることで古くから知られていた。

現在は「モエ・エ・シャンドン」が大部分を所有。主にドン・ペリニョン・ロゼに使用されている。

畑は1ha以下の小区画ばかり。斜面によって露出する土壌が異なるので砂が多く、熱がたまる畑にはピノ・ノワールを。石灰が多い区画にはシャルドネ。

『モエ・エ・シャンドンがほとんどを所有しているのでオーヴィレ村のテロワールが語られることがない。ド ン・ペリニョンだけではない』

以前はピノ・ムニエも多く栽培されていた。しかし近年 では大手ネゴシアンやメゾンに販売する栽培農家は 買取価格の高いピノ・ノワールやシャルドネばかりを栽培するようになってしまった。

『もっとピノ・ムニエ注目すべきだ。斜面上部の森の近くには厚い粘土土壌がある。石灰岩盤の上の厚い粘土層。日照量も多いのでピノ・ムニエに最適。 偉大な品種へと昇華する』

現在も 1 番良い区画ではピノ・ムニエを植えている。

ベースのキュヴェ「ブリュット・レゼルヴ」には 30%のピノ・ムニエをブレンド。シャルドネにはないフレッシュさとピノ・ノワールにはない骨格をワインに与えている。

《変化するワイン造り》
義父のワイン造りを尊重しながら、「クレモン」の考えを少しずつ取入れている。

『発酵槽は小さなものに変更した。できるだけ区画毎に発酵・熟成させることでアッサンブラージュの可能性を広げたい。味わいのバランスを取れる』

先代から受け継いだ水平式プレスを引き続き使っているがプレスは手動に切り替え以前より優しくなり、セカンド・プレスの使用は止めた。 更に、オーヴィレ村の森から伐採したオークを使って樽を作り、発酵・熟成を行うなど意欲的。 より、オーヴィレ村の個性を感じられるシャンパーニュ を目指している。

スペシャル・キュヴェの「ノワール・ブリュット」はオーヴィレ村のピノ・ノワール100%。「ロール」の祖父が残した葡萄栽培の記録を元に特に優れた3つの区画の葡萄を使用。オーヴィレ村産オーク樽で熟成させている。ヴァン・ド・レゼルヴはソレラで熟成した複数ヴィンテージのワインを使用。デゴルジュマン後のコルク栓は、ド ン・ペリニョンの時代と同じく麻の紐を使いひとつひと つ手作業で結んでいる。

NV ルイ・ニケーズ 1級・ブリュット・レゼルヴ

【NV Louis Nicaise – 1er Cru Brut Reserve】

プルミエ・クリュ、オーヴィレ村の葡萄を中心にヴァレ・ド・ラ・マルヌのピノ・ムニエをアッサンブラージュ。伝統的バスケット・プレス。発酵はステンレスタンクで、できるだけ区画毎に分けて行う。熟成は一部古木樽も使用。瓶熟成30ヶ月。25%ノン・マロラクティック。ドサージュは8g/Lだがボトリング時のワインの状態によって変更する。

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木樽発酵でシャンパーニュではなく『ワイン』を造る、ドノン

シャブリに近いコート・デ・バール。シャンパーニュではここにしか無いキンメリジャン土壌を活かしたワイン造り。全て のキュヴェはブルゴーニュと同様に木樽で発酵・熟成される。

《キンメリジャン土壌》
『素晴しいシャンパーニュを造るには、まず素晴らし いワインを造らなくてはならない。泡で誤魔化された 中身の無いシャンパーニュは嫌いだ』

物静かな当主「ダヴィ・ドノン」。言葉は少ないが、スト レートで遠慮のない物言いで目指すところが明快。他 の人のシャンパーニュや考え方には全く興味がない ようだ。考え方はシンプル。 待つ事を恐れ、果実中の要素が成熟していない未 熟な葡萄を収穫して砂糖を足して発酵させるシャン パーニュは味わいの要素が明らかに少ない。

『2 次発酵前の状態では飲む事もできない。味が無 い。そんなシャンパーニュが多過ぎる』

「ドノン」はシャンパーニュ南端「コート・デ・バール」に 位置。この地域の特徴は隣接するシャブリと同様の キンメリジャン土壌。標高は 300m程度だが斜度がき つく年間を通して風が吹くので乾燥している。 良質の後期キンメリジャン土壌が露出する丘の中腹 部分のみに葡萄が植えられている。

『チョークの「モンターニュ・ド・ランス」の細かく直線的 なミネラルに比べて「コート・ド・バール」はキンメリジ ャン由来のヨード感の強いミネラルが感じられる』

醸造所は携帯電話も通じない「アヴィレ-ランジェ村」。 住人は 200 人ほどでまわりは麦畑と放牧が主。「ダヴ ィ・ドノン」はこの地域に 2ha を所有。 更に、同じ理念を持つ近隣の造り手より 5ha の葡萄 購入し、5,000 ケースのみ生産している。

《木樽熟成がワインに骨格を与える》
「コート・デ・バール」の土壌を表現したシャンパーニュ を造る為に彼等が最適と判断したのは木樽で発酵・ 熟成させるブルゴーニュのワイン造り。

『収穫は 10 日程度遅い。ゆっくりと成熟させること で葡萄は糖度と共にタンニンやアントシアニン、香 味成分も蓄える。葡萄自体の力で 1 次発酵しワイン になる。この時点で葡萄の味がすべき。シャンパーニ ュを造る前にワインを造っているのだから』

彼のシャンパーニュは全て古バリックで発酵・熟成が 行われる。樽材は「フランソワ・フレール」など一流の もの。今年買い入れた樽は有名生産者がピュリニ ー・モンラッシェで 5 年使用されたもの。

『小さい単位で発酵・熟成を行うことでその区画を 理解できる。更に微量の空気との接触がワインに骨 格を与えてくれる。ワインそのものに骨格があればド ザージュを減らす事ができる。よって、より的確にテロ ワールを表現出来る』

その年の葡萄の出来具合によっては一部ステンレス タンクも使用するが、ヴァン・ド・レゼルヴも含めて全て バリックで熟成している。

『バリック熟成は手間がかかる。澱を健全に活かし ておかないと悪い香が出る。清潔に保つことも重要。 蒸発した分を継ぎ足し酸化を防ぐことも重要』

1 年間で 2 樽分のワインが蒸発して無くなってしまう のだから経済的にも負担は大きい。

《最低24カ月以上の瓶内熟成》
瓶内 2 次発酵後の熟成にも彼の拘りがある。全ての キュヴェにおいて最低 24 ヶ月の熟成の後にデゴルジ ュマンを行う。 そしてデゴルジュマン後、最低 12 ヶ月間瓶内熟成を してから出荷する。熟成の期間は一定では無く、試 飲を重ねてフレッシュさと熟成の具合がバランスをと ったと判断した時に出荷する。

『バリック熟成でワインは酸素と既に触れ合っている。 強いワインだ。だからこそデゴルジュマン後の瓶内熟 成が重要。で 12 ヶ月程度で旨みが出てくる』

「ダヴィ・ドノン」が目指しているのはあくまでもワイン。 果実の味、骨格が重要で泡が無くても美味しいもの であるべきと考える。北部のミネラルに支えられたシ ャンパーニュとは全く別のワインを目指している