少なくともフランス革命まで遡ることができる歴史ある生産者、ロジャー・ブリュン

少なくともフランス革命まで遡ることができる歴史ある生産者。自社畑の約半分は大手メゾン、クリュッグ、ペリエ・ジュエ等に供給。それに加えて約80の栽培家のブドウを取りまとめ大手メゾンに供給する責任者でもあり、アイ村の重要な人物として知られている。

フランス革命以前からブドウ栽培を行ってきたブリュン家は、アイ村でよく知られた一家で、彼らが17世紀のピノ・ノワールだけを使ったシャンパンの揺藍の地であるこの村を、こよなく愛していることを知らぬ者はいない。1690年ごろドン・ペリニョンがシャンパンに泡を発見するずっと以前から、アイ村はピノの果皮で明るい赤色の発泡しないワインで有名であった。チューダー王朝のヘンリー8世はアイの赤ワイン以外ははほとんど口にしなかったと言われている。また1850年代にポール・ロジェが、エペルネで最初のハウスに、わざわざアイのスパークリング・キュヴェを取り寄せていた。彼もまたアイ村の生まれである。

ロジャー・ブリュンの曾祖父は樽職人で、自身も赤ワインを造っていたが、1900年代初めのフィロキセラ危機の時期に、モエ・エ・シャンドンでシャンパン造りを学んだ。ロジャーの息子のフィリィップが現在全面的に経営とワイン造りを指揮しており、彼はさらにアイの中心地の教会のすぐそばにある瀟洒なB&Bホテル、ル・ロジ・デ・プレジュールも経営している。ブリュン家は現在自家栽培のブドウ(上質で早熟のアイのリュー・ディ、”ラ・ペレ”の区画を含む)から、6種のキュヴェを造っている。入門者レベルのブリュット・レゼルヴェはエペルネ近辺の15の村からブリュンの圧搾室に送られてきたもので、パーティのアペリティフ・シャンパンとして最適である。ムニエが大半を占めている。伝統的なドサージュで果実香主体の親しみやすいシャンパンであるが、上質のシャルドネと少量のピノが味に深みを出している。ブリュット・グランド・レゼルヴェはピノ好みの上級者タイプで、PN60%,CH30%,PM10%である。手短に言うと、このシャンパンは買い入れたブドウによる傑作で、全てが6つのプルミエクリュからである。飲みやすいだけでなく長熟する力もあり、価値ある1本である

ロジャー・ブリュンの実力が発揮される本格シャンパン、ブリュット・ロゼはまさに秀逸である。マレイユ・シュル・アイからのリュー・ディ”キュメーヌ”と、ミュティニ村のグランボーからのピノ100%で、深いサーモン・ピンクに近い色をしているが、その色は通常の赤ワインを加えて造り出された色ではなく、より難しいセニエ方式により造り出されたものである。セニエとは「血を抜き取る」という意味で、ピノの果皮の色素が、ワインをちょうどよい、狙った通りの色に染めるまで1〜2日置いておく方法である。

さらに格上にいくと、レゼルヴェ・グラン・クリュはアイのブドウだけから造られ、PN80%,CH20%で、50%を同じブレンドのリザーブ・ワインが占めている。最後に、オーク樽で発酵させる2つの真に偉大なシャンパン、キュヴェ・デ・サースとキュヴェ・デ・サース・アイ・ラ・ペル。キュヴェ・デ・サースはPN70%,CH30%の古典的なアイ・ブレンドで、強さとフィネスが共存している。キュヴェ・デ・サース・アイ・ラ・ペルは最高峰キュヴェで、キュヴェ・デ・サースの単一畑版で、オーク樽で発酵させたPN100%である。

2002 ロジャー・ブリュン レゼルヴ・ファミリエール・エノテーク

【2002 Roger Brun – Reserve Familiale Oenotheque】

アイ村のピノ・ノワールを2/3、アヴィーズのシャルドネを1/3使用し、オーク樽でアルコール発酵とマロラクティック発酵を行う。ドサージュ量は6g/L。
品種:ピノ・ノワールを2/3、シャルドネを1/3


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